C型肝炎ウイルスの遺伝子発現と肝炎・肝癌発症

丙型肝炎病毒基因表达与肝炎和肝癌的发生发展

基本信息

批准号：
02152129
负责人：
斎藤泉
金额：
$ 3.2万
依托单位：
国立予防衛生研究所
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Cancer Research
财政年份：
1990
资助国家：
日本
起止时间：
1990 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-02152129/
关键词：
C型肝炎ウイルス肝癌ウイルス学

项目摘要

日本の慢性肝炎(120万人)の半数以上、最近の肝細胞癌全体(1万8千人/年)の半数近くがC型肝炎ウイルス(HCV)によるものと考えられている。クロ-ン化したウイルスcDNAを用いてHCV遺伝子産物の発現系・検出系を開発し、肝炎・肝癌組織中で発現するHCV遺伝子産物を検討することにより、このウイルスによる肝炎・肝癌発症機構解明の基礎を確立するのが本研究の目的である。1.HCVの構造領域cDNAを組み込んだバキュロウイルス発現ベクタ-やプラズミドベクタ-をサル由来細胞株に導入することによりHCVの構造蛋白を発現させた結果、HCVのコア蛋白とエンベロ-プ蛋白の発現と同定に成功した。コア蛋白は糖鎖のつかない22kdの蛋白で、p22と命名し、エンベロ-プ蛋白は糖鎖を持つ35kdの蛋白でgp35と命名した。また粗精製したp22蛋白を用いてHCVのコア蛋白に対する抗体(コア抗体)を検出する実用的なELISAを作製した。2.組換えバキュロウイルスにより産生されたコア蛋白などを抗原として、構造蛋白の検出に用いられるモノクロ-ン抗体を作製した。3.非B型肝癌の8例において、癌部と非癌部からRNAを抽出し、PCR法によりHCVRNAを検出した結果、少なくとも一部の非B型肝癌組織からHCVRNAが検出されることが分かった。本研究によりHCV構造蛋白の特異抗体作製への道が開かれ、患者組織におけるウイルス抗原の検出への基礎が開けたといえよう。一部の肝癌組織からHCVRNAが検出されることは、持続感染状態にあるHCVが細胞の癌化に何等かの役割を果たしている可能性を示唆するが、その証明には今後の定量的検討が必要であろう。

日本一半以上的慢性肝炎病例（120 万人）和近一半的近期肝细胞癌病例（18,000 人/年）被认为是由丙型肝炎病毒 (HCV) 引起的。通过利用克隆的病毒cDNA开发HCV基因产物的表达和检测系统，并检测在肝炎和肝癌组织中表达的HCV基因产物，我们将阐明该病毒引起的肝炎和肝癌发展的机制。建立基础。 1.将掺有HCV结构区cDNA的杆状病毒表达载体或质粒载体导入猴源细胞系，表达HCV结构蛋白，结果观察到HCV核心蛋白和包膜蛋白的表达，鉴定成功。核心蛋白是无糖链的22kd蛋白质，命名为p22，包膜蛋白是有糖链的35kd蛋白质，命名为gp35。我们还创建了一种实用的 ELISA，使用粗纯化的 p22 蛋白检测 HCV 核心蛋白抗体（核心抗体）。 2.以重组杆状病毒产生的核心蛋白为抗原，制备用于检测结构蛋白的单克隆抗体。 3.对8例非B型肝癌的癌变部位和非癌变部位提取RNA，采用PCR法检测HCVRNA，结果发现至少在部分非B型肝癌组织中检测到了HCVRNA。该研究为HCV结构蛋白特异性抗体的生产铺平了道路，并为检测患者组织中的病毒抗原奠定了基础。从一些肝癌组织中检测到HCV RNA表明持续感染的HCV可能在细胞癌变中发挥一定作用，但需要未来的定量研究来证明这一点。