慢性骨髄性白血病の原因因子Bcr-Ablの標的蛋白質Dokの機能解析

慢性粒细胞白血病致病因子Bcr-Abl靶蛋白Dok的功能分析

基本信息

批准号：
10152212
负责人：
山梨裕司
金额：
$ 3.2万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份：
1998
资助国家：
日本
起止时间：
1998 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

慢性骨髄性白血病の癌細胞中で極めて強くチロシンリン酸化されている蛋白質、p62は多種多様なチロシンキナーゼの共通基質でもある。代表者とバルチモアはp62をPH、PTB領域を持つドッキング蛋白質Dokとして同定し,既にそのノックアウトマウスも作成している。本年度は、Dokの機能解析通じて以下の成果を得た。1) Srcキナーゼのトランスフォーメーション活性はDokの過剰発現により約四分の一に抑制された。PTB領域に導入した点変異によりこの抑制活性が阻害されることからDokはSrcによる細胞の癌化をそのPTB領域を利用して抑制できることが示唆された(バルチモアらとの共同研究)。2) in situ hybridization法により血球系細胞と軟骨細胞でのdokの高い発現が認められ、少なくともリンパ球ではDok蛋白質の高い発現も確認された。そこでBCR刺激後のDokのチロシンリン酸化について検討したところ、Dokは抗IgM抗体による刺激後二分以内に極めて強くリン酸化された。また、BCR/FcgRIIBを同時に刺激すると、Dokのチロシンリン酸化がさらに亢進した。BCR/FcgRIIB刺激ではDok欠損によりB細胞の増殖能が回復したが、BCR単独刺激ではDokの有無によらず同程度の増殖を示した(成内らとの共同研究)。このことから、DokはFcgRIIBを介する増殖抑制の情報伝達に必須の分子と考えられた3) Dokの細胞接着刺激によるチロシンリン酸化について検討したところ、ファイブロネクチンやポリ-L-リジンの刺激により強くリン酸化された。しかし、これらの細胞接着刺激によるDokのチロシンリン酸化がSrc欠損細胞では極端に低下していることから、細胞接着刺激によりSroがDokをリン酸化することが示唆された(野口、的崎、春日らとの共同研究)。

p62 是一种在慢性粒细胞白血病癌细胞中高度酪氨酸磷酸化的蛋白质，也是多种酪氨酸激酶的常见底物。该代表和巴尔的摩将 p62 鉴定为 Dok，一种与 PH 和 PTB 区域对接的蛋白，并已为其创建了基因敲除小鼠。今年，我们通过Dok的功能分析得到了以下结果。 1) Dok 的过表达使 Src 激酶的转化活性被抑制约四分之一。引入 PTB 区域的点突变抑制了这种抑制活性，表明 Dok 可以利用其 PTB 区域抑制 Src 诱导的细胞癌变（与 Baltimore 等人的联合研究）。 2)通过原位杂交，在血细胞和软骨细胞中观察到dok的高表达，并且至少在淋巴细胞中也证实了Dok蛋白的高表达。当我们研究BCR刺激后Dok的酪氨酸磷酸化时，我们发现Dok在用抗IgM抗体刺激后2分钟内被极强地磷酸化。此外，同时刺激 BCR/FcgRIIB 进一步增强了 Dok 酪氨酸磷酸化。由于 Dok 缺陷，BCR/FcgRIIB 刺激恢复了 B 细胞的增殖能力，但无论 Dok 是否存在，单独的 BCR 刺激都显示出相似的增殖能力（与 Narauchi 等人合作研究）。基于此，Dok被认为是FcgRIIB介导的磷酸化信息传递的重要分子。然而，在Src缺陷细胞中，由这些细胞粘附刺激诱导的Dok的酪氨酸磷酸化极度减少，这表明Sro通过细胞粘附刺激使Dok磷酸化（Noguchi、Matosaki、Kasuga等人与等人的联合研究）。