マウスB16メラノ-マ細胞株の転移能に対する血小板由来血管内皮細胞増殖因子の作用

血小板源性血管内皮生长因子对小鼠B16黑色素瘤细胞系转移潜能的影响

基本信息

批准号：
02807038
负责人：
平井久丸
金额：
$ 1.09万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份：
1990
资助国家：
日本
起止时间：
1990 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

腫瘍の転移は腫瘍患者の予後を決定する臨床上重要な問題であるが,その細胞生物学的,分子生物学的機構は不明である。転移の過程の分子機構を明らかにし,それを阻止する手段を開発することは患者予後を改善する上で重要である。これまでの研究によって,転移には血管の存在と転移先の腫瘍増殖が必要であることが明らかにされている。本研究では我々がクロ-ニングに成功した新規血管因子である血小板由来血管内皮細胞増殖因子(PDーECGF)が,高転移腫瘍細胞株であるマウスβ16メラノ-マ細胞の転移においてどのような役割を果し,血管新生が転移においてどのような意義をもつかについて検討を行った。β16メラノ-マ細胞株には高転移能株と低転移能株がある。これらの細胞株からRNAを抽出し,PDーECGFのcDNAをプロ-ブとしてノ-ザン法によって,この遺伝子の発現を検討した。その結果、PDーECGF遺伝子の発現は高転移能株において高く,低転移能株において低いことが判明した。これらの細胞株におけるPDーECGF蛋白の発現をウエスタン法によって解折した結果,mRNAレベルでの検討結果と同様に,蛋白発現も高転移性株において高い結果が得られた。これらの結果は,PDーECGFによる血管新生と転移能とが相関することを示している。現在,in vitroで各種の腫瘍細胞にPDーECGF遺伝子を高発現させ,これらの腫瘍細胞の転移能がどのように変化するかを検討中である。

肿瘤转移是确定肿瘤患者预后的临床重要问题，但其细胞生物学和分子生物学机制尚不清楚。重要的是要开发阐明转移过程的分子机制并防止它们以改善患者预后，这一点很重要。先前的研究表明，转移需要在靶标的血管和肿瘤生长。在这项研究中，我们研究了血小板衍生的血管内皮细胞生长因子（PD-ECGF）的作用，这是我们成功克隆的一种新型血管因子，在小鼠β16黑色素瘤细胞的转移中发挥作用，高度转移性的肿瘤细胞系，以及转移中的血管生成的意义。 β16黑色素瘤细胞系包括高转移性菌株和低转移性菌株。从这些细胞系中提取RNA，并使用PD-ECGF的cDNA作为探针研究了该基因的表达。结果表明，高度转移性菌株中PD-ECGF基因的表达较高，而在低温菌株中的表达很低。 PD-ECGF蛋白在这些细胞系中的表达通过西方方法解析，并且在mRNA水平上的研究结果也是如此，高度转移性菌株的蛋白表达也很高。这些结果表明，血管生成和转移潜能与PD-ECGF相关。目前，我们正在研究PD-ECGF基因在体外如何在各种肿瘤细胞中高度表达，以及如何改变这些肿瘤细胞的转移潜力。