カブトガニ血球細胞分泌顆粒内に見い出されたプロリンイソメラーゼの機能

鲎血细胞分泌颗粒脯氨酸异构酶的功能

基本信息

批准号：
09276223
负责人：
牟田達史
金额：
$ 1.22万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

カブトガニ血球細胞は、体液凝固因子、レクチン、抗菌物質などの防御物質を密に含んだ大小二種類の顆粒をもつ。これらの顆粒内成分は、グラム陰性菌表層のリポ多糖(LPS)刺激にともなって血球細胞よりエキソサイトーシスによって体液中へと放出され、感染菌の凝集、被包化、殺菌など、この動物の生体防御系の中心的役割を果たしている。我々は、体液凝固因子の一つであるG因子の機能解析の過程で,カブトガニ血球細胞内に存在する27kDaの未知のタンパク質が、抗G因子サブユニットβ抗体と反応することを見い出し、このタンパク質の解析を行い、以下の知見を得た。まず、同抗体との反応性を指標に、このタンパク質(p27)を精製し、さらにcDNAクローニングを行い、その全塩基配列を解析した。p27のアミノ酸配列は、プロリン-シストランス-イソメラーゼ(peptidyl-prorylcis/trans-isomerase)の一種で免疫抑制剤サイクロスポリンAの細胞内ターゲットと知られるサイクロフィリンBと高い相同性を示した。p27はイソメラーゼ活性を示し、この活性はサイクロスポリンAによって阻害されたが、FK506による影響は見られなかった。p27は他のサイクロフィリンBと同様、N末端に疎水性の分泌シグナル配列をもつものの、サイクロフィリンBに共通して存在するC末端の小胞体保持シグナル配列は保存されていなかった。p27は血球細胞内の大顆粒内に特異的に局在する新しいタイプのサイクロフィリンであることが明らかになり、我々は、このタンパク質をサイクロフィリンGと命名した。本研究は調節性分泌顆粒内のサイクロフィリン様のタンパク質の存在を示した初めての報告であり、分泌タンパク質の貯蔵の場においてもシャペロン様のタンパク質による品質管理システム(quality control system)が存在する可能性が示唆された。

鲎血细胞有大、小两种颗粒，密含体液凝固因子、凝集素、抗菌物质等保护物质。这些颗粒内成分响应脂多糖（LPS）对革兰氏阴性菌表层的刺激，通过血细胞的胞吐作用释放到体液中，负责感染性细菌的聚集、包封和灭菌等。在生物防御系统中发挥着核心作用。在对体液凝血因子之一的G因子进行功能分析的过程中，我们发现鲎血细胞中存在的一种未知的27kDa蛋白质与抗G因子亚基β抗体发生反应，我们进行了分析并获得了该抗体。以下发现。首先，以该蛋白质(p27)与相同抗体的反应性为指标进行纯化，然后进行cDNA克隆，分析其全部碱基序列。 p27 的氨基酸序列与亲环蛋白 B 表现出高度同源性，亲环蛋白 B 是一种肽基脯氨酰顺/反式异构酶，已知是免疫抑制剂环孢菌素 A 的细胞内靶标。 p27表现出异构酶活性，并且该活性被环孢菌素A抑制，但FK506没有观察到影响。尽管 p27 与其他亲环蛋白 B 一样，在其 N 末端具有疏水性分泌信号序列，但其 C 末端的内质网保留信号序列（这是亲环蛋白 B 所共有的）并不保守。 p27被发现是一种新型亲环蛋白，专门定位于血细胞内的大颗粒内，我们将这种蛋白命名为亲环蛋白G。这项研究首次报道了调节性分泌颗粒中存在亲环蛋白样蛋白，并且暗示即使在分泌性蛋白的储存区域中也可能存在使用类伴侣蛋白的质量控制系统。