低アレルゲン化食品のアレルギー治療・予防効果の検証

验证低过敏食品的过敏治疗和预防效果

• 批准号: 13760104
• 负责人: 田辺 創一
• 金额: $ 1.41万
• 依托单位: Hiroshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2001
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2001 至 2002
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13760104/
• 关键词: 低アレルゲン化小麦粉; T細胞エピトープ; 臨床評価; IgE; 末梢血リンパ球; 食物アレルギー; 低アレルゲン化食品

1.小麦粉を酵素処理した低アレルゲン化小麦粉中のペプチドを逆相HPLCを用いて分離した。約20ピークのうち、2つが主要であった(溶出順にピーク1、ピーク2とした)。これらを患者末梢血リンパ球刺激試験に供した結果、ピーク2に強い活性が認められた。ピーク2を単離し、質量分析を行った結果、アミノ酸残基が6〜7のペプチドであることが明らかとなったので、アミノ酸シーケンサーなどを用いて構造決定を行っている。2.低アレルゲン化小麦粉臨床試験(長期投与試験)を継続実施した。投与前および期間中、経時的に採血した。小麦グルテンをtotal gliadin,α,β,γ,slowω,fastωの各グリアジンおよびHMW,LMWグルテニンに分画し、各画分に対するELISAを行った。長期投与により患者の大部分は普通の小麦粉食へ移行することが可能となったが、特にslowω,fastωグリアジンおよびHMW,LMWグルテニンに対する抗体価の減少が顕著であった。従って、これらが、発症、寛解にメインに関与する可能性が考えられた。現在、平行して経時的に末梢血リンパ球を採取し、抗原刺激に対する応答の変化を追跡している。3.昨年度に実施した動物実験の結果とも合わせると、アレルゲンをタンパク質分解酵素で処理することで作製した低アレルゲン化食品は、特にT細胞エピトープが残存している場合、アレルギー治療・予防効果を有する可能性が極めて高いことが示された。

1. 使用反相 HPLC 分离经过酶处理的低过敏性小麦粉中的肽。在大约 20 个峰中，有两个是主要峰（按洗脱顺序指定为峰 1 和峰 2）。当对患者外周血淋巴细胞刺激试验时，在峰2中观察到强活性。峰 2 被分离出来，质谱分析表明它是一种具有 6 至 7 个氨基酸残基的肽，因此正在使用氨基酸测序仪确定其结构。 2.继续进行低过敏性小麦粉临床试验（长期给药试验）。在给药期间和给药期间随时间收集血液。将小麦面筋蛋白分级为总麦醇溶蛋白、α、β、γ、slowω、fastω 麦醇溶蛋白、HMW 和 LMW 麦谷蛋白，并对每个级分进行 ELISA。长期给药后，大多数患者能够过渡到正常小麦粉饮食，但针对慢ω、快ω麦醇溶蛋白和HMW、LMW麦谷蛋白的抗体滴度下降尤其明显。因此，认为这些可能主要涉及发病和缓解。目前，随着时间的推移，并行收集外周血淋巴细胞，以追踪对抗原刺激的反应变化。 3、结合去年的动物实验结果，用蛋白水解酶处理过敏原制成的低过敏性食品具有过敏治疗和预防作用，特别是在T细胞表位残留的情况下，表明可能性极高。

项目成果

Watanabe J.et al.: "Consumption of Hypoallergenic Flour Prevents Gluten-induced Airway Inflammation in Brown Norway Rats"Biosci. Biotech. Biochem.. 65・8. 1729-1735 (2001)

Watanabe J. 等人：“食用低过敏性面粉可预防棕色挪威大鼠的麸质诱导的气道炎症”Biosci Biochem.. 1729-1735 (2001)

田辺創一: "食品アレルギーに関する最近の動向"食品加工技術. 22(印刷中). (2002)

Soichi Tanabe：“食物过敏的最新趋势”食品加工技术 22（印刷中）。

田辺創一: "抗原特異的ペプチド減感作療法のツールとしての酵素分解食品"食品工業. 45・14. 42-48 (2002)

Soichi Tanabe：“酶降解食品作为抗原特异性肽脱敏疗法的工具”食品工业45・14（2002）。

田辺創一, 渡辺道子: "低アレルゲン化小麦粉食品の開発"日本食品科学工学会誌. 48・12. 948-951 (2001)

田边聪一、渡边美智子：“低过敏性小麦粉食品的开发”日本食品科学技术学会杂志48・12（2001）。

Watanabe J.et al.: "IgE Reactive 60kDa Glycoprotein Occurring in Wheat Flour"Biosci. Biotech. Biochem.. 65・9. 2102-2105 (2001)

渡边 J. 等：“小麦面粉中出现的 IgE 反应性 60kDa 糖蛋白”Biosci. 65・9（2001）。