光学活性メタラ環状化合物の創製と不斉合成への応用

光学活性金属环化合物的制备及其在不对称合成中的应用

基本信息

批准号：
13029055
负责人：
丸岡啓二
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、メタラ環状化合物として環状チタン化合物、環状亜鉛化合物を選び、それら2分子の金属間距離をうまく調整することにより二点配位型ビス(メタラ環状化合物)を合成した。それによって、カルボニル基へのσ,σ-結合型を有する二点配位型ルイス酸としての活用を試み、精密有機合成、不斉合成の分野で従来、一点配位型メタラ環状反応剤では見られなかった反応性、選択性の獲得を目指した。本年度では、特にルイス酸反応で頻繁に用いられているチタン、亜鉛系金属にまとを絞った。すなわち、キラル源として(S)-プロリンを用い、ジベンゾフランから3段階で得られるホモキラルなビス(アミノアルコール)を二点配位型亜鉛系ルイス酸のスペーサーとして使うことによって、ジエチル亜鉛を用いるアルデヒドの不斉アルキル化を行った。例えば、(S)-プロリン由来のアミノアルコールをひとつだけ持つ、相当する一点配位型亜鉛系ルイス酸を使ってアルデヒドの不斉アルキル化を行うと、室温、7時問では、80%の収率でエチル化体が得られるが、その際の不斉収率はわずか1.5%eeであった。ところが、ホモキラルなビス(アミノアルコール)を二点配位型亜鉛系ルイス酸を用いると、同じ条件下では、収率70%、不斉収率75%eeになり、二点配位型ルイス酸を活用する手法の優位性を明らかにすることができた。なお、反応を0℃で行うと光学収率はさらに向上し、88%eeでエチル化体が得られた。

在本研究中，我们选择环状钛化合物和环状锌化合物作为金属环化合物，通过仔细调整两个分子之间的距离合成了两点配位型双（金属环化合物）。因此，我们尝试将其作为与羰基具有σ,σ键型的两点配位型Lewis酸来利用，并在精密有机合成和不对称合成领域中，作为单一化合物使用。点配位型金属环试剂的目的是获得以前未达到的反应性和选择性。今年，我们特别关注钛和锌基金属，它们经常用于路易斯酸反应。即，以(S)-脯氨酸为手性源，以二苯并呋喃分三步得到的纯手性双(氨基醇)作为两点配位型锌基路易斯酸的间隔基，可利用二乙基锌制备醛类。进行不对称烷基化。例如，当使用相应的仅具有一种衍生自(S)-脯氨酸的氨基醇的单点配位锌基路易斯酸进行醛的不对称烷基化时，在室温下进行7小时产率为80％的乙基化产物。得到了较高的收率，但不对称收率仅为1.5%ee。然而，当纯手性双(氨基醇)与两点配位型锌基路易斯酸一起使用时，在相同条件下，收率为70%，不对称收率为75%ee，产生两点我们能够阐明所利用的方法的优越性。注意，当反应在0℃下进行时，光学产率进一步提高，并且获得了ee为88%的乙基化产物。