内耳手術における聴力保存に関する基礎的研究

内耳手术中听力保留的基础研究

• 批准号: 02807157
• 负责人: 小林 俊光
• 金额: $ 0.96万
• 依托单位: Tohoku University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1990
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1990 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-02807157/
• 关键词: 内耳; 聴力保存; 電気生理学的研究

当該年度の成果は11項にあげた投稿中の論文にまとめられている。これを要約する形で本年度のまとめとする。実験は白色モルモットを用い、気管切開ののち半規管及び蝸牛を露出した。蝸牛基底回転に刺入したガラス管微少電極より、内リンパ直流電位(EP)と蝸牛神経複合電位(CAP)を記録しながら、外側・前・後の各半規管を削開破壊していった。結果は、外側半規管の破壊を行っても、2時間までの観察ではEP・CAPに変化を認めなかった。他の半規管の破壊実験はいまだpreliminaryの段階であるが、同様に蝸牛機能への影響は少ないようである。内耳の破壊をさらに進めて行くと、前庭が解放されたときに蝸牛電位の急激な低下が見られた。したがって、半規管までの破壊では蝸牛機能が温存されることが多いが、半規管膨大部や前庭に破壊が及ぶと蝸牛機能は保持し難いことが判明した。このモルモットにおける結果がそのままヒトにも当てはまるかは検討を要する点である。そこでヒトの経迷路聴神経腫瘍の摘出術中に、外側半規管が削開される前後の蝸牛機能の変化を、蝸牛神経複合電位(CAP)を指標として検討してみた。その結果、ヒトにおいても同電位の低下は1時間の観察中にはみとめられず、モルモットと同様の結果がえられた。以上の結果にもとづき、臨床においても真珠腫の内耳進展時にしばしば見られる外側半規管瘻孔は十分な注意のもと、積極的にこれを清掃することとした。現在その臨床例も集積中である。

第 11 节列出的提交论文总结了今年的结果。这是今年报告的摘要。实验中使用白色豚鼠，气管切开后暴露半规管和耳蜗。切除并破坏外侧、前部和后半规管，同时使用插入基底耳蜗旋转的玻璃管微电极记录内淋巴直流电位（EP）和耳蜗神经复合体电位（CAP）。结果，即使在破坏外半规管后，观察长达2小时，EP和CAP也没有观察到变化。其他半规管破坏实验仍处于初步阶段，但似乎对耳蜗功能影响不大。随着内耳的进一步破坏，当前庭被释放时，观察到耳蜗电位迅速下降。因此，人们发现，当半规管被破坏时，耳蜗功能往往得以保留，但当破坏延伸到半规管壶腹或前庭时，则难以保留耳蜗功能。在豚鼠身上获得的结果是否也适用于人类仍有待检验。因此，我们以耳蜗神经复合电位（CAP）为指标，研究了人迷路听神经肿瘤切除术中外半规管切除前后耳蜗功能的变化。结果，在1小时的观察期间，在人体中没有观察到等电位降低，并且获得了与豚鼠相似的结果。基于以上结果，我们决定积极清理外半规管瘘，这种情况在临床上经常见到，当胆脂瘤进展到内耳时，要给予足够的护理。目前正在收集临床病例。

项目成果

Kobayashi T,et al.: "Effect on cochlear potentials of lateral semicircular canal destruction" Arch Otolaryngol Head Neck Surg.

Kobayashi T 等人：“外侧半规管破坏对耳蜗电位的影响”Arch Otolaryngol Head Neck Surg。