周産期における大脳皮質の層構築と血管網の形成との相関

围产期大脑皮质层结构与血管网络形成的相关性

• 批准号: 12770014
• 负责人: 福田 哲也
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Jichi Medical University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 2000
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2000 至 2001
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-12770014/
• 关键词: 血管内皮増殖因子(VEGF); 血管網形成; neurophilin-1; 大脳皮質; 周産期ラット; Flt-1; 血管形成; ラミニン; IV型コラーゲン; 周産期; アストロサイト

2年目となる本年度は、昨年度に続き、免疫組織化学並びに免疫電顕による形態学学的手法を用いて、ラットの大脳皮質において血管伸長に関与すると考えられる分子群の局在の変化を発達段階を追って調べ、血管網形成期におけるそれら分子の役割について検討した。なお、昨年度の結果に基づき、対象とするラットの時期を大脳皮質形成の始まる胎生14日から生後21日までに拡大した。血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor、VEGF)は、胎生14日に側脳室内の脈絡叢、神経上皮層、軟膜などに強い陽性反応が認められた。これは胎生後期以降で観察された昨年度の結果と同様であったが、生後は次第に陽性反応が減少した。このようなVEGFの発現パターン並びにその局在は、生後2週目を中心に本格的になる血管網の形成よりもはるかに早い時期から見られることから、血管内皮細胞の発達初期からVEGFが何らかの役割を果たすことが推測される。これに対し、VEGFの受容体であるFlt-1の陽性反応は弱いが、固定法や抗体濃度の変更など、さらなる改善を施しているところである。一方、形成期の大脳皮質に発現することで知られる膜貫通型の糖蛋白であるneurophilin-1は胎生14日の大脳皮質でニューロンの軸索をはじめ脈絡叢、軟膜表面並びに皮質内の血管腔の辺縁などに広く分布した。neurophilin-1はVEGFの特定のアイソフォームに結合したり、VEGFとFlt-1の結合を強化することがin vitroの研究で報告されており、今回の結果からVEGFとneurophilin-1の局在が特異的には相関しないが、少なくともこの両者の相互作用が血管網の形成に何らかの役割を果たす可能性の一つと考えられる。

今年是继去年的基础上，继续使用免疫组织化学和免疫电子显微镜的形态学方法，对被认为与大鼠大脑皮层血管伸长有关的分子群的定位变化进行了研究。通过检查这些分子在血管网络形成阶段的步骤。根据去年的结果，我们将大鼠的目标时期从胚胎第 14 天（大脑皮层开始形成）延长到出生后第 21 天。胚胎第14天，在侧脑室内的脉络丛、神经上皮层和软脑膜中观察到血管内皮生长因子（VEGF）强阳性反应。这与去年在胚胎晚期后观察到的结果类似，但阳性反应的数量在出生后逐渐减少。 VEGF 的这种表达模式和定位比成熟的血管网络的形成要早得多，后者发生在生命的第二周左右。据推测，这发挥了作用。相比之下，VEGF受体Flt-1的阳性反应较弱，但我们目前正在进一步改进，例如改变固定方法和抗体浓度。另一方面，神经亲和蛋白-1（neurophilin-1）是一种跨膜糖蛋白，已知在胚胎发育过程中在大脑皮层中表达，在胚胎发育第14天的大脑皮层中发现，并且在神经元的轴突、脉络丛、软脑膜的表面和皮质内的血管空间广泛分布在软脑膜的边缘周围。体外研究报道，neurophilin-1 与 VEGF 的特定同工型结合，并增强 VEGF 与 Flt-1 之间的结合，我们的结果表明 VEGF 和 Neurophilin-1 的定位虽然没有特定的相关性，但认为至少两者之间的相互作用可能在血管网络的形成中发挥一定作用。