韓国人留学生の留学生活における学びの形成に関する調査研究

韩国学生留学生活中学习形成的研究

基本信息

批准号：
08J06294
负责人：
三代純平
金额：
$ 0.64万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、韓国人留学生の留学生活における学びを明らかにすることであった。ライフストーリー研究法を用い、韓国人のワーキング・ホリデー・メーカー、専門学校生、大学生、計40人余りにインタビューを行った。その結果、彼らの学びは、彼らの所属するコミュニティへの参加を通じた人間関係の交渉、形成の中に埋め込まれていることが明らかになった。本研究の意義は、大きく3つある。一つは、ライフストーリー研究を取り入れることで、第二言語としての日本語の習得研究を、社会構成主義に基づき、学習者の生活、アイデンティティ交渉との関係の中で考察することができるようにしたことである。これは、留学生の言葉の学びを考える視点の転換として重要な意味を持つ。もう一つは、人数が多く、重要な日本語学習者であったのにも関わらず、ほとんど研究されてこなかったワーキング・ホリデー・メーカーと専門学校生を研究の対象としたことである。これらの学習者の制度的状況と実際の生活とそこにある課題を明らかにしたことも本研究の意義である。最後に、コミュニティ参加と人間関係を言葉の学びの方法ではなく、言葉の学びそのものであることを明らかにしたことが本研究の最も重要な発見である。このことにより日本語教育における交流の意味と位置づけを転換し、言葉の学びにおける交流を再考する視野が開かれる。

本研究的目的是澄清韩国学生在留学生活中的学习情况。我们采用生活故事研究法，采访了40多名韩国打工度假者、职业学校学生和大学生。结果显示，他们的学习融入了通过参与所属社区而进行的谈判和人际关系的形成。这项研究的意义有三重。首先，通过结合生活故事研究，可以在学习者的生活和基于社会建构主义的身份协商的背景下对日语作为第二语言的习得进行研究。这就是我所做的。这对于国际学生对语言学习的看法的转变具有重要意义。另一个原因是，该研究主要针对打工度假者和职业学校学生，尽管他们是重要的日语学习者，但很少被研究。本研究的意义在于阐明了这些学习者的制度状况和实际生活以及他们面临的挑战。最后，这项研究最重要的发现是，它揭示了社区参与和人际关系不是语言学习的一种方法，而是语言学习本身。这改变了交流在日语教育中的意义和地位，为重新思考语言学习中的交流开辟了视角。