１８４０年代ロシアにおけるユートピア希求の諸相－ペトラシェフツィの詩と散文の分析

1840年代俄罗斯追求乌托邦的方方面面：彼得拉舍夫齐的诗歌和散文分析

基本信息

批准号：
13J09753
负责人：
高橋知之
金额：
$ 1.15万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2013
资助国家：
日本
起止时间：
2013-04-01 至 2015-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、前年度に引き続き、詩人プレシチェーエフの研究に取り組んだ。拙稿「プレシチェーエフの青春――ペトラシェフスキー・サークルの『預言者』」（『ロシア語ロシア文学研究』第45号、2013年）で、私は「預言者を演じた詩人」というプレシチェーエフ像を提示した。ここで描き出したのは、1840年代という時代を背景に、プレシチェーエフが、自ら描いた「預言者」に自らを同化させ、サークルという場においてその役割を演じていった過程である。ただ、芸術と生活の密着はすぐれてロマン主義的な現象であり、その双方を動員しながら、ある統一的な「人格」を打ち出していく試みは、レールモントフを一つの頂点としつつ、デカブリストの詩人たちにすでに萌していた。こうした「人格の探求」の流れのなかにプレシチェーエフを位置づけ、改めてその自作自演のプロセスをたどり直してみたいというのが、新たなテーマとなった。加えて、1840年代はロマン主義からリアリズムへの過渡期に位置している。ロマン主義の演劇的文化がリアリティを失いつつある中で、「預言者」というペルソナを演じるために、プレシチェーエフはいかなる戦略をとったのか。それを明らかにすることが研究の課題となった。研究の成果は、2014年度のロシア文学会全国大会にて発表した。さらに、「小さな預言者――プレシチェーエフと人格の探求」と題する論文にまとめた。今後いずれかの学術雑誌に投稿するつもりである。ただ、芸術と実生活を限りなく一致させるという文学的試みが確かに存在する一方で、両者の一致があり得ないという自覚から出発する文学的表現も存在する。統一や調和には到達できないという反省的な自己意識も、ロマン主義文学の主要な原動力となっていた。こうした側面はプレシチェーエフ研究では論究できない。この問題に取り組むために、現在はアポロン・グリゴーリエフの研究に取り組んでいる。

今年，我们继续去年的工作，对诗人普列谢耶夫进行了研究。在我的文章《普列谢耶夫的青春：彼得拉舍夫斯基圈的先知》（《俄罗斯语言文学研究》，2013年第45期）中，我将普列谢耶夫的形象呈现为“一位扮演先知角色的诗人”。 ' 做过。我在这里所描述的，以1840年代为背景，是普列谢耶夫将自己同化为他所设想的“先知”并在圈子中扮演这一角色的过程。然而，艺术与生活的密切关系是一种极其浪漫的现象，而在调动两者的同时创造统一的“个性”的尝试，以莱蒙托夫为巅峰之一，已经是十二月党诗人的作品了。盛开。我的新主题是将普列谢耶夫置于“个性探索”的背景下，并回顾他自我作曲和表演的过程。此外，1840年代是浪漫主义向现实主义过渡的时期。当浪漫主义戏剧文化开始失去现实感时，普列谢耶夫采取了什么策略来扮演“先知”的角色？研究的任务就是澄清这一点。研究结果在2014年俄罗斯文学学会全国会议上公布。此外，他还写了一篇题为《小先知：普列谢耶夫与人格探索》的论文。我计划将来将其提交给一些学术期刊。然而，虽然肯定有文学试图让艺术与现实生活无限契合，但也有一些文学表达是从意识到两者无法匹配开始的。无法实现统一与和谐的反思性自我意识也是浪漫主义文学的主要推动力。这些方面无法在普列谢耶夫研究中进行研究。为了解决这个问题，我目前正在对 Apollon Grigoriev 进行研究。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Russian Writers in their Youth

俄罗斯青年作家

DOI：
发表时间：
2015
期刊：
影响因子：
0
作者：
Chair: Daria Makhneva; Papers:Tomoyuki Takahashi; Takehiko Seki; Hiroshi Sasayama; Discussants: Yuji Kajiyama; Yuri Nagura
通讯作者：
Yuri Nagura

プレシチェーエフの青春-ペトラシェフスキー・サークルの「預言者」

普列谢耶夫的青年时代——彼得拉舍夫斯基圈子的“先知”