レニウム触媒による炭素-水素結合を足がかりとする新規ヘテロ環構築法の開発

使用铼催化剂开发以碳-氢键为垫脚石构建杂环的新方法

基本信息

批准号：
18750088
负责人：
國信洋一郎
金额：
$ 2.3万
依托单位：
Okayama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

申請者らはすでに、レニウム触媒を用いることにより、芳香族炭素-水素結合(以下、C-H結合と表記)の活性化、および不飽和分子の挿入に引き続く環化反応により、各種環状化合物が得られることを報告している。そのうちの1つとして、芳香族ケチミンと各種アルデヒドとの反応による、イソベンゾフラン誘導体の合成がある(J. Am. Chem. Soc.2006,128,12376.)。その論文では、反応系中にオレフィンを共存させることにより、ナフタレン誘導体の合成へと展開した。本年度は、これら一連の反応における基質の適用範囲の拡大を行なうことに成功し、総合論文として報告した(Tetrahedron2007,63,8463.)。レニウム触媒を用いることにより、芳香環のC-H結合のみならず、各種ヘテロ芳香環のC-H結合の活性化にも成功した。C-H結合活性化に引き綾くイソシアナートの挿入が進行し、フラン、チオフェン、インドールなどの各種ヘテロ芳香族化合物を合成することができた(Chem. Lett. 2007,36,872)また、レニウム触媒のみならず、周期表においてレニウムと同族のマンガン触媒に用いることによっても、C-H結合の活性化が進行することを見いだした。その結果、C-H結合へのアルデヒドの挿入によるシリルエーテルの合成に成功した。この反応を不斉反応へ展開できることも報告した(Angew. Chem Int. Ed. 2007,46,6518.)。なお、本研究成果はAngew. Chem.Int.Ed.誌のHot Paperに選定された。

申请人已经报道了通过使用铼催化剂，通过芳香族碳-氢键(以下称为C-H键)的活化和不饱和分子的插入，然后进行环化反应，可以获得各种环状化合物。其中之一是通过芳香酮亚胺与各种醛的反应合成异苯并呋喃衍生物(J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 12376.)。该文提出了在反应体系中共存烯烃来合成萘衍生物的方法。今年，我们成功地扩大了底物在这一系列反应中的应用范围，并在一篇综合论文中对此进行了报道（Tetrahedron 2007, 63, 8463.）。通过使用铼催化剂，我们不仅成功地活化了芳环中的C-H键，而且还成功地活化了各种杂芳环中的C-H键。插入异氰酸酯后进行 C-H 键活化，可以合成各种杂芳族化合物，如呋喃、噻吩和吲哚 (Chem. Lett. 2007, 36, 872)。首先，我们发现，当用于 C-H 键时，C-H 键的活化也会发生。一种锰催化剂，与元素周期表中的铼类似。结果，我们通过将醛插入C-H键成功合成了硅醚。据报道，该反应可以扩展到不对称反应（Angew. Chem Int. Ed. 2007, 46, 6518.）。该研究成果被Angew杂志选为热点论文。