細胞死誘導活性を示すヒト癌抗原分子とその受容体の機能

人类癌症抗原分子及其受体表现出细胞死亡诱导活性的功能

基本信息

批准号：
11140252
负责人：
渡邊武
金额：
$ 3.2万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

我々が新たに単離したガン抗原(RCAS1)ではRCAS1蛋白はリガンドとして働き、RCAS1蛋白に対する受容体が免疫細胞(特に活性化T細胞やNK細胞上)あるいは造血系細胞上に存在し、RCAS1タンパクの添加により免疫細胞に細胞増殖抑制、細胞死が誘導されることを見出した。我々が単離した新しい腫瘍関連抗原分子(RCAS-1)は、cDNAが約1.1kbで213個のアミノ酸より成る約45kDaの糖蛋白でN末側に膜貫通領域を有するII型膜タンパクで三量体を形成する。膜型及び分泌型が存在する。ヒト培養細胞株の一部、ヒト正常末梢血リンパ球、CD3陽性あるいはNK細胞表面上、特に活性化リンパ球細胞表面上にRCAS-1分子と結合する受容体分子が強く発現されていることがわかった。可溶性のRCAS-1分子を抗原刺激を受けたヒト末梢血リンパ球に加えるとin vitroにおいてリンパ球の増殖反応を強く抑制することが示された。さらに、それらRCAS-1受容体陽性の細胞に、RCAS-1タンパクを加えて培養するとアポトーシスを主体とする細胞死が誘導されることがわかった。このアポトーシスにはカスパーゼの活性化が関与している。マウスRCAS1cDNAおよびゲノム遺伝子の単離を行った。現在、ノックアウトマウスを作製中である。今後も癌細胞の浸潤、癌細胞の免疫系からのエスケープにおけるRCAS-1抗原の意義とガン治療戦略への応用についての研究を行う。RCAS1を認識するモノクローナル抗体、22-1-1抗体を用いたヒト癌の診断について検討を加え、種々の癌において、本抗原の発現が癌の浸潤と予後と相関することが示された。現在、RCAS1受容体遺伝子の単離を行っており、RCAS1分子をプローブとしてヒトk562細胞cDNAライブラリーより、RCAS1受容体をコードするcDNAのクローニングを行っている。

在我们新分离出的癌抗原（RCAS1）中，RCAS1蛋白作为配体，RCAS1蛋白的受体存在于免疫细胞（特别是活化的T细胞和NK细胞）或造血细胞上，RCAS1蛋白充当配体。研究发现，添加20%的免疫细胞会诱导免疫细胞生长抑制和细胞死亡。我们分离得到的新肿瘤相关抗原分子（RCAS-1）是一种II型膜蛋白，其cDNA约为1.1 kb，糖蛋白约为45 kDa，由213个氨基酸组成，N端有一个跨膜区形成一团。有膜型和分泌型。与RCAS-1分子结合的受体分子在一些培养的人类细胞系、人类正常外周血淋巴细胞、CD3阳性或NK细胞的表面上强烈表达，特别是在活化的淋巴细胞表面上。结果表明，当将可溶性RCAS-1分子添加到抗原刺激的人外周血淋巴细胞中时，它们在体外强烈抑制淋巴细胞的增殖反应。此外，发现当在添加RCAS-1蛋白的情况下培养这些RCAS-1受体阳性细胞时，诱导细胞死亡，主要是细胞凋亡。这种细胞凋亡涉及半胱天冬酶的激活。分离小鼠RCAS1 cDNA和基因组基因。我们目前正在生产基因敲除小鼠。我们将继续研究RCAS-1抗原在癌细胞侵袭和癌细胞逃离免疫系统中的意义，及其在癌症治疗策略中的应用。我们使用 22-1-1 抗体（一种识别 RCAS1 的单克隆抗体）研究了人类癌症的诊断，结果表明该抗原的表达与各种癌症的癌症侵袭和预后相关。我们目前正在分离RCAS1受体基因，并使用RCAS1分子作为探针从人k562细胞cDNA文库中克隆编码RCAS1受体的cDNA。