原田病の発症機構に関する研究
原田病发病机制研究
基本信息
- 批准号:02304049
- 负责人:
- 金额:$ 5.63万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
- 财政年份:1990
- 资助国家:日本
- 起止时间:1990 至 1992
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
これまでの研究実績をもとに、平成4年度は原田病の発症機構について総合的に検討し、以下に述べるような新知見を得た。1.全国疫学調査により、原田病の有病率は100万対13.8、交感性眼炎では100万対1であり、罹患率は原田病100万対4.9、交感性眼炎100万対0.2であった。類縁症患である交感性眼炎は、穿孔性眼外傷や内眼手術後両眼に発症し、眼症状、眼外症状ともに原田病と酷似していた。2.原田病の免疫病態を解析するため、患者末梢血単核球をメラノーマ細胞と混合培養した。その結果、対照に比し活動期患者では著明な増殖反応を示し、本病の病態にはメラノサイト抗原が重要な役割をはたしていることが明らかにされた。これらの免疫異常を抑える目的でFk506による免疫抑制治療を行い、良好な治療効果を得た。ただし、他のぶどう膜炎患者にはみられない耐糖態異常が原田病のみにみられ、この点の発症機序について現在検討中である。3.交感性眼炎患者のHLA-DNAタイピングにより、HLA-DRB1*0405,HLA-DQB1*0401頻度が有意に高く、原田病と全く同一の分子遺伝学的発症因子が見出された。4.実験動物モデルとしてS抗原によるラットの実験的自己免疫性網膜ぶどう膜炎を作成し、抗工CAM-I抗体、抗LFA-I抗体を投与したところ、対照に比し炎症は有意に抑制された。以上より、原田病は穿孔性眼外傷を契機としない交感性眼炎とも考えられ、HLAクラスII遺伝子に規定されて発病するメラノサイト特異的自己免疫症患であることが明らかになった。本病の発病原因として疑われるEBウイルスの抗原提示、HFAとの係り、細胞接着因子の役割をはじめ、本病の発症機構が本研究によりほぼ明らかにされた。
1992年,我们在以往的研究成果的基础上,对原田病的发病机制进行了综合研究,获得了以下新的发现。 1.根据全国流行病学调查,原田病患病率为每100万人中有13.8人,交感性眼炎患病率为每100万人中有1人。交感性眼炎是一种相关疾病,在眼部穿孔外伤或眼内手术后双眼出现,眼部和眼外症状与原田氏病非常相似。 2.为了分析原田病的免疫病理学,将患者外周血单个核细胞与黑色素瘤细胞混合培养。结果,与对照组相比,活动期患者表现出明显的增殖反应,并且揭示了黑素细胞抗原在该疾病的病理学中发挥着重要作用。使用Fk506进行免疫抑制治疗来抑制这些免疫异常,并获得了良好的治疗效果。然而,仅在原田病中观察到在其他葡萄膜炎患者中未见的糖耐量异常,目前正在研究这一点的发病机制。 3.交感性眼炎患者HLA-DNA分型显示HLA-DRB1*0405和HLA-DQB1*0401频率明显较高,该病的分子遗传学病因与原田病完全相同。 4.作为实验动物模型,我们在大鼠中创建由S抗原引起的实验性自身免疫性视网膜葡萄膜炎,并施用抗CAM-I抗体和抗LFA-I抗体,与对照相比,炎症得到显着抑制。完毕。综上所述,原田病被认为是一种并非由穿透性眼外伤引发的交感性眼炎,并且已揭示其是一种黑素细胞特异性自身免疫性疾病,其发病由HLA II类基因决定。这项研究很大程度上阐明了这种疾病的发病机制,包括疑似导致这种疾病的EBV的抗原呈递、其与HFA的关系以及细胞粘附因子的作用。
项目成果
期刊论文数量(28)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
水木 信久,大野 重昭: "HLA抗原遺伝子の構成と眼疾患との関連" 日眼会誌. 96. 417-431 (1992)
Nobuhisa Mizuki、Shigeaki Ohno:“HLA 抗原基因结构与眼部疾病的关系”日本眼科杂志 96. 417-431 (1992)。
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- 影响因子:0
- 作者:
- 通讯作者:
猪子 英俊: "PRC法によるHLAクラスII抗原のDNAタイピング" 代謝「免疫'91」. 28. 161-174 (1991)
Hidetoshi Inoko:“使用 PRC 方法对 HLA II 类抗原进行 DNA 分型”Metabolism“Immunology 91”28. 161-174 (1991)。
- DOI:
- 发表时间:
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:
- 通讯作者:
水木 信久,大野 重昭: "ぶどう膜とHLA-HLA and uveitis-" 眼科. 34. 111-126 (1992)
Nobuhisa Mizuki、Shigeaki Ohno:“葡萄膜和 HLA-HLA 和葡萄膜炎 -”眼科。 111-126 (1992)
- DOI:
- 发表时间:
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:
- 通讯作者:
Ohno,S,Inamura,M: "Ocular manifestations of collagen disease" Asian Medical Journal. 34. 349-353 (1991)
Ohno,S,Inamura,M:“胶原病的眼部表现”亚洲医学杂志。
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- 发表时间:
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:
- 通讯作者:
柳 英愛: "原田病における視機能の予後について-電気生理学的所見-" 日本眼科紀要. 43. 1129-1134 (1992)
Hideaki Yanagi:“原田病视觉功能的预后 - 电生理学发现 -”日本眼科通报 43. 1129-1134 (1992)。
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