Vogt-小柳-原田病発症に関わる責任抗原とそのT細胞エプトープの解析

Vogt-小柳-原田病发病抗原及其 T 细胞表位分析

基本信息

批准号：
11770110
负责人：
佐藤啓介
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Asahikawa Medical College
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至 2000
项目状态：
已结题

项目摘要

リンパ球浸潤と非壊死性肉芽腫性炎症が葡萄膜に起こるという病理学的所見,眼底検査所見およびHLA-DR4と強い相関があることなどの共通性よりVogt-小柳-原田病(以下、原田病)と交感性眼炎は両疾患ともメラノサイトを標的とした自己免疫反応が発症に関与していると考えられている.今回,メラノサイト特異的抗原であるTyrosinaseのT細胞エピトープならびに血清中の自己抗体の有無を両疾患の間で比較検討し責任抗原部位を同定することを目的とした。Tyrosinaseオーバーラッピングペプチドに対する末梢血リンパ球およびT細胞ラインの増殖反応により抗原性を検討した.原田病患者3名,交感性眼炎患者2名の末梢血由来リンパ球を用いたアミノ酸21残基長からなるオーバーラッピングペプチドに対する増殖反応はいくつかの候補エピトープは存在するものの共通するものはみられなかった.しかし交感性眼炎患者の2人に特定のペプチド(p111-131)に強い増殖反応がみられた.患者の一人より特異的T細胞株を樹立したところ、このエピトープは両疾患に相関のみられるHLA-DRB1^*0405に拘束性がみられた.急性期患者血清中のTyrosinaseに対する自己抗体についてWestern Blot法により検討した.原田病患者2名の血清では、Tyrosinaseに対する自己抗体の存在が示唆されたが交感性眼炎患者2名については認められなかった。結果として交感性眼炎患者間ではTyrosinase内のp111-131のペプチドで共通して反応性がみられ、この部分がHLA-DR4拘束性T細胞の活性化に重要な役割を果たし、発症に関わるエピトープである可能性が示唆された。しかし、原田病では反応がみられず、共通抗原性は示されなかった。逆にTyrosinaseに対する自己抗体については原田病患者ではTyrosinaseにその存在が示唆されるものの、交感性眼炎患者では確認できなかった。これらは原田病と交感性眼炎の発症には抗原性の認識について何らかの違いがみられるものと推定された。

Based on the commonality of pathological findings that lymphocyte infiltration and nonnecrotic granulomatous inflammation occur in the uveal membrane, fundus examination findings, and strong correlation with HLA-DR4, it is believed that both diseases of Vogt-Koyanagi-Harada disease (hereafter referred to as Harada disease) and sympathetic ophthalmia are involved in the development of靶向黑素细胞的自身免疫反应。在这项研究中，目的是比较和鉴定酪氨酸酶的T细胞表位，黑素细胞特异性抗原，以及两种疾病之间血清中是否有自身抗体，并识别负责任的抗原性部位。通过外周血淋巴细胞和T细胞系对酪氨酸酶重叠肽的增生反应研究了抗原性。尽管有几个候选表位，但对氨基酸中21个残基组成的重叠肽的共同反应使用了三个竖体疾病患者的外周血来源的淋巴细胞，两名富有交感神经的淋巴细胞和两名候选人的表现，但有几个常见的增殖反应，在两位患者中均未对其进行表达。当建立特定的T细胞系时，该表位在HLA-DRB1^*0405中受到限制，这与两种疾病有关。急性患者血清中酪氨酸酶的西部自身抗体。该研究是使用印迹方法进行的。两名田野疾病患者的血清表明存在针对酪氨酸酶的自身抗体，但两名患有交感神经性眼睑的患者中都没有。结果，具有交感神经性眼球膜的患者在酪氨酸酶中的P111-131肽之间表现出共同的反应性，这表明该作用在HLA-DR4限制的T细胞的激活中起着重要作用，并且可能是疾病发作的表位。但是，在田纳拉邦氏病中未观察到任何反应，也没有显示共同的抗原性。相反，尽管在田野疾病患者中提出了针对酪氨酸酶的自身抗体的存在，但在富有同情心的眼科生的患者中尚未证实。这些结果表明，原始疾病的发展与交感神经眼部的抗原性识别有所不同。