エジプトのマウリド：「日常」と接続した「祝祭」における非儀礼的要素の研究

埃及圣祭：研究与“日常生活”相关的“节日”中的非仪式元素

基本信息

批准号：
16J00120
负责人：
近藤文哉
金额：
$ 1.22万
依托单位：
Sophia University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2016
资助国家：
日本
起止时间：
2016-04-22 至 2019-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度の研究実施状況は①エジプトのマウリド（生誕祭）の研究、②非ムスリム認識研究の二点にまとめられる。①に関しては、博士論文の執筆作業、現地でのフィールドワーク、学会・会議での報告を主に実施した。まず、博士論文については、論旨および構成は既に構想済みである。論文では、マウリドの一側面としてアルーサ（砂糖菓子人形）の生産・販売・消費を挙げ、アルーサに関する多様な言説をタラル・アサドの言説的伝統概念（1986）を用いて論じる予定である。昨年度と同様、現地でのフィールドワークも多く実施した。2018年4月から2019年2月にかけて4回のマウリド調査を行った。中でも、アブー・ハッジャージュのマウリドは、エジプトのマウリドの多様性を把握する上で不可欠であった。当調査を下敷きにし、現代エジプトのマウリドに関して、南北で異なる特徴を持つと主張していく予定である。また、マウリドの「衰退」論に関しては、特定のマウリドに対しては、衰退よりもむしろ隆盛しているとさえ述べることができるとわかった。もちろん、参加者の増加が直接隆盛を直接意味するわけではなく、さらなる調査が必要である。しかしながら、報告者の一連の調査・研究に鑑みれば、一面的なエジプトのマウリド衰退論には疑問符を付けざるを得ないといえる。②については、共同論文の執筆、学会での報告を行った。昨年度から継続して、日本における非ムスリムのムスリムに対するイメージと受容的態度に関する研究である。本研究は、日本人の非ムスリムがムスリムをどのように認識しているか、そして「認識すべきか」という点において、「マウリドが日本においてどのような現象として認識されるべきか」という博士論文での関心と結びつく。

今年的研究实施可以概括为两点：（1）埃及的mawlid（生日节日）研究，（2）非穆斯林认知研究。对于①，我主要从事博士论文的撰写、领域的实地考察以及在学术会议和大会上的报告。首先，博士论文的目的和结构已经规划好。在本文中，我将提到alusa（糖娃娃）的生产、销售和消费作为mawlid的一个方面，并将使用塔拉勒·阿萨德（Talal Asad）的话语传统概念（1986）讨论有关alusa的各种话语。与去年一样，我们也进行了大量的实地考察。 2018年4月至2019年2月进行了四次莫里德调查。特别是，阿布·哈贾吉的圣圣者对于了解埃及圣圣者的多样性至关重要。基于这项研究，我计划论证现代埃及的圣墓在北部和南部具有不同的特征。关于莫里王朝“衰落”的理论，我们发现甚至可以说某些莫里王朝正在繁荣而不是衰落。当然，参与者的增加并不直接意味着繁荣，还需要进一步调查。然而，从作者的一系列调查研究来看，可以说，不能不让人对有关埃及圣圣王朝衰落的片面论提出质疑。关于②，我们共同撰写了一篇论文，并在学术会议上做了报告。继去年之后，这是一项关于日本非穆斯林对穆斯林的形象和接受态度的研究。这项研究的重点是日本非穆斯林如何看待穆斯林以及他们是否应该承认他们，基于我的博士论文“日本应该承认什么样的现象？”与日本的利益相关。