現代マレー世界におけるスーフィズム的知の伝達－伝達形態と需要に関する事例研究

苏菲派知识在现代马来世界的传播：传播形式和需求的案例研究

基本信息

批准号：
11J02828
负责人：
塩﨑裕子 (久志本裕子 / 塩崎裕子)
金额：
$ 1.54万
依托单位：
Sophia University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2011
资助国家：
日本
起止时间：
2011 至 2014-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、マレー世界におけるスーフィズム的知の伝達の現状に関する事例研究を行い、それを歴史的背景と関連付けて考察することによって、その伝達形態と需要の現代的特徴を明らかにすることである。今年度の研究では、まず前年度までの現地調査で明らかにしてきた「マウリド集会」と呼ばれるスーフィズムに関わる集会のインドネシア・シンガポール・マレーシアにおける展開に関するデータを元に、従来のムスリム社会の人類学で用いられてきた「民衆イスラーム」や「聖者崇敬」といった概念と結びつけて分析する作業を行った。この成果は、6月の文化人類学会等において口頭発表で報告したほか、英語論文にまとめて『上智アジア学』に発表した。9月にはマレーシアで追加データを収集するためのフィールドワークを実施し、近年のクアラルンプール周辺において、マウリド集会を通じてスーフィズムに関連する諸団体と学習の場を結びつける緩やかなネットワークが形成されている様子について知見を得た。現地調査の後には、学習の場で使われているテキストが、どのように使われ、解釈されているかという点に集中して分析を進めた。これに関連し、2日にはマレー世界に流通しているスーフィズム・テキスト間の関連を明らかにする英語論文を発表した。また、今年度には研究成果公開促進費による博士論文を元にした著書の出版を予定していたため、計画に沿って校正作業を進め、平成26年2月に刊行を完了した。

本研究的目的是对苏菲派知识在马来世界的传播现状进行个案研究，并结合历史背景进行考察，从而厘清其传播形式和需求的当代特征。。在今年的研究中，我们将首先使用穆斯林社会的传统人类学，基于截至去年的实地调查所揭示的印度尼西亚、新加坡和马来西亚与苏菲主义相关的集会（称为“Mawlid集会”）的发展数据。今年，我将其与“人民的伊斯兰教”和“圣人崇拜”等概念联系起来进行了分析。这些结果在六月份的文化人类学学会和其他会议上进行了口头报告，并在英文论文中进行了总结并发表在《索菲亚亚洲研究》上。 9月份，我们在马来西亚进行了实地调查，收集了更多数据，发现近年来，吉隆坡周围已经形成了一个松散的网络，通过Mawlid聚会将与苏菲主义相关的各个团体和学习场所联系起来。实地调查后，我们重点分析了学习环境中文本的使用和解释方式。与此相关，他于2日发表英文论文，澄清马来世界流传的苏菲派文本之间的关系。另外，由于我计划在本财年以研究成果发表促进基金资助的博士论文为基础出版一本书，所以我按照计划进行校对工作，并于2014年2月完成出版。