ザクセン滞在時における森鴎外の実証的研究～日独比較文学・文化論の見地から

森鸥外在萨克森时期的实证研究——日德比较文学与文化理论的视角

• 批准号: 22K00492
• 负责人: 美留町 義雄
• 金额: $ 1.66万
• 依托单位: Daito Bunka University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2026-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K00492/
• 关键词: 森鴎外; ライプツィヒ; ドレスデン; ザクセン; 文づかひ; 独逸婦人協会

【口頭発表および招待講演】2022年11月5日、渋谷区郷土博物館・文学館にて、「森鴎外とドイツ美術」に関する講演を行った。ドイツ留学時代の鴎外の美術体験に触れ、特に、ドイツロマン派美術の受容について、彼の文学作品への影響を考察しながら解説した。また、2022年11月26日、島根県立石見美術館主催「森鴎外とゆかりの画家たち」展の「朗読の夕べ」においてコメンテーターとして参加し、『文づかひ』のテクストの解説を行った。とりわけ、本研究の主要テーマであるザクセン留学時代の鴎外の王宮訪問を取り上げ、彼がヨーロッパの最終期の君主制度を直に体験し、国王の威勢を体現する豪華絢爛たる城やその調度、美術品などについて非常な関心をもっていた点を論じた。くわえて、2023年1月19日、フンボルト大学森鴎外記念館にてオンライン講演「Mori Ogai und die Frauenbewegung in Japan」をドイツ語にて行った。鴎外と日本の女性運動がテーマであるが、鴎外はライプツィヒにて「独逸婦人協会」の総会に参加しており、女性問題に寄せる彼の関心の起点がこのザクセン滞在期だった旨に言及した。【論文】「森鴎外とライプツィヒの女性たち」を執筆した。前述の「婦人協会」に鴎外を誘った重要人物、フォーゲル夫人とその娘アンナについて新資料が発見・紹介され、婦人会の会長ルイーゼ・オットーとフォーゲル夫人の親族関係が、鴎外研究において初めて明らかにされた。さらに、鴎外が参加した婦人会の総会についても議事録が発見され、女医や看護婦という女性の新しい職業が取り上げられていたことを確認し、軍医制度を学ぶ鴎外が医学的立場からも女性運動について考えていた可能性を論及した。なお、この論文は、森鴎外記念会編『鴎外』113号（2023年7月）に掲載される。

[口头演讲和邀请演讲] 2022年11月5日，他在Shibuya Ward当地博物馆和文学博物馆就“ Mori Ogai and German Art”进行了演讲。在考虑到他对文学作品的影响时，他在德国学习时谈到了Ogai的艺术经验，并特别解释了德国浪漫主义艺术。 2022年11月26日，他还参加了评论员参加了“朗诵之夜”展览的“莫里·奥吉（Mori Ogai）和画家与西马恩（Shimane）及场官伊瓦米艺术博物馆（Iwami Art Museum）有关华丽的城堡体现了国王的力量，他的家具和艺术品。妇女的问题始于萨克森州的[文章]。此外，还发现了妇女协会股东大会的会议纪要，奥加参加了奥吉的参与，证实了妇女的新职业，例如女医生和护士，并讨论了研究军事医疗体系的Ogai也从医疗的角度考虑了妇女的运动。本文将于莫里·奥吉纪念协会（Mori Ogai Memorial Association）编辑在Ogai No. 113（2023年7月）上。

项目成果

森鴎外とライプツィヒの女性たち

森鸥外和莱比锡的妇女

• 发表时间: 2023
• 期刊: 鴎外
• 作者: 芳賀 浩一;美留町義雄
• 通讯作者: 美留町義雄

Mori Ogai und Frauenbewegung in Japan

日本的森鸥外与女性

• 发表时间: 2023
• 作者: 芳賀 浩一;美留町義雄;Azusa OMURA;Yoshio Birumachi
• 通讯作者: Yoshio Birumachi