旧東ドイツにおける環境運動の展開と「第三の道」

前东德环境运动的发展与“第三条道路”

基本信息

批准号：
22KJ1054
负责人：
冨岡昇平
金额：
$ 2.18万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

今年度の研究実績は、主に以下の二つとなる。①東ドイツ・ライプツィヒ県の教会系環境運動グループに関する分析を終了し、その成果を『ヨーロッパ研究』に雑誌論文として掲載した。②東ドイツ教会系環境運動に関する先行研究の整理を終え、2022年8月から9月にかけてドイツ現地の文書館にて史料調査を行った。そして、収集した史料の分析を行い、教会系環境運動の誕生過程に関する報告を2023年3月に開催された「第32回西日本ドイツ現代史学会」にて行った。具体的には、第一にライプツィヒ県の教会系環境運動グループが発行していた地下出版物を分析した。結果として、彼らは当初体制との接触も視野に入れた「批判的・建設的」運動の展開を目指していたが、請願活動や体制側組織との協力の限界を経験したことで、体制の民主化要求を自身の主張に取り入れるようになるなど、その「批判的」側面を強めていったことが明らかになった。第二に、東ドイツ教会系環境運動の誕生過程を「ヴィッテンベルク教会研究施設」という組織に着目して分析した。その結果、彼らが環境問題との取り組みを開始した背景には、エキュメニカル運動と呼ばれるグローバルなキリスト教の運動の存在と、生活空間における環境問題に直面した市民の間の環境情報に対する高いニーズが存在していたことが判明した。加えて、ドイツ現地で行った調査では、東ドイツ市民が体制に宛てて提出した請願に関する史料の収集も行っている。分析の結果、東ドイツの行政機関も市民から提出される請願数の増加に政治的危機感を感じていたことが明らかになった。特にローカルなレベルの行政機関は市民の環境問題への不満に対して、医療や供給体制の強化を通じて補償していたことも判明しており、今後社会主義統一党体制の環境問題との取り組みを分析するにあたって、研究の見通しを得ている。

今年的研究结果主要如下：1）我们已经完成了对东德莱比锡教会环境运动小组的分析，并在“欧洲研究”中出版了结果作为期刊文章。 ②在汇编了以前的基于东德教会的环境运动的研究之后，在2022年8月至9月在当地的德国当地档案中进行了研究。然后对收集的历史文件进行了分析，并进行了分析，并报告了关于教会在第32届德国社会在日本的诞生的基于教会环境运动的诞生的报告，该组织是在3月2023年在西部的第323年发表的。莱比锡省。结果，他们最初旨在建立“批判性和建设性”运动，目的是与政权接触，但是很明显，在经历了请愿活动和与政权组织的合作的局限性之后，他们开始将民主化的要求纳入自己的主张中，使他们更加“重要”的方面。其次，我们分析了东德教会环境运动的诞生过程，重点是一个名为Wittenberg教会研究机构的组织。结果，发现他们解决环境问题的努力的背景是存在着一个名为“普世运动”的全球基督教运动，以及在居住空间中面临环境问题的公民之间对环境信息的高需求。此外，在德国当地进行的调查还收集了有关东德公民向该系统提交的请愿书的历史文件。分析表明，东德的行政机构也对公民提交的请愿人数的增加也感到政治危机。还发现，当地行政机构特别是通过加强医疗保健和供应系统来补偿公民对环境问题的不满，并且可以进行研究，以分析社会主义统一党将来与环境问题的努力。