『全国方言文法辞典』のための諸方言の文法に関する記述的研究

《全国方言语法词典》各方言语法描述性研究

• 批准号: 15720101
• 负责人: 日高 水穂
• 金额: $ 1.66万
• 依托单位: Akita University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15720101/
• 关键词: 東北方言; 格表現; テンス表現; 文法化; 言語地理学; 本荘方言; 京都方言; 方言文法辞典; 原因・理由表現; 推量表現; 地域差; 日本海沿岸地域; 方言文法

本年度は、上記の研究課題を達成するために、以下の調査・分析を行った。(1)各地の方言模擬会話の作成と音声収録『全国方言文法辞典』に掲載する資料として、各地方言に特徴的な文法的表現を盛り込んだ方言模擬会話を作成し、現地の話者に訂正をしてもらったうえで、実際に当該の会話を演じてもらい、音声を収録するという調査を行った。今年度、収録した方言と文法項目・話者は、以下の通りである。(a)秋田県本荘方言[文法項目]推量表現、原因・理由表現、依頼表現、勧誘表現、敬語[話者]老年層(50〜60代)2名(b)京都方言[文法項目]動詞音便形・形容詞音便形・命令形、断定の助動詞、否定表現、可能表現、アスペクト表現、敬語[話者]老年層(50〜60代)2名、若年層(20代前半)8名収録した音声は、今後「ウェブ版全国方言文法辞典」を作成し掲載する予定である。なお(a)については、「本荘のことば」http://cube.ed.akita-u.ac.jp/staff/hidaka/KOTOBA/honjo/tokucho.htmに掲載してある。(2)東北方言の文法形式の意味・用法の地域差に関する分析平成15、16年度に実施した調査の結果を踏まえて、東北方言の方向・着点を表す格助詞サ、対象を表す格助詞コト・トコ、テンス形式テアッタ・タッタの意味・用法の地域差を分析した。その結果、これらの文法形式が、東北地方の日本海側の地域では意味・用法の拡張が進み、太平洋側では本来の意味・用法が維持される傾向があることが分かった。『全国方言文法辞典』は、こうした「文法化」の程度に地域差があることを踏まえた記述を行う必要がある。なお、今回の分析の結果は、「方言における文法化-東北方言の文法化の地域差をめぐって-」『日本語の研究』3巻1号に掲載されている。

今年，为完成上述研究任务，我们进行了以下调查分析。 (1) 制作并录制各地区的模拟方言对话 我们进行了一项调查，其中包含了各地区的语法表达特征的模拟方言对话，并在《国家方言语法词典》中出版。我们让参与者实际表演对话并录制音频。今年收录的方言、语法项目和说话者如下。 (a) 秋田县本庄方言 [语法项目] 推论表达、原因表达、请求表达、恳求表达、敬语 [对象] 老年人 2 名（50 岁至 60 岁） (b) 京都方言 [语法项目] 动词 发音形式/ 形容词语气形式 / 命令式、断言式助动词、否定表达、可能表达、体表达、敬语 [演讲者] 2位老年人（50岁至60岁）和8位年轻人（20岁出头）录制的音频将在“国语网络版”上发布语法词典”。我们计划创建并发布以下内容。关于(a)，在“Words of Honjo”中发表http://cube.ed.akita-u.ac.jp/staff/hidaka/KOTOBA/honjo/tokucho.htm。 (2) 东北方言语法形式的意义和用法的地区差异分析 根据 2003 年和 2003 年的调查结果，我们分析了表示方向和目的地的格助词 sa 和表示方向和目的地的格助词。我们分析了东北方言中“koto toko”以及时态形式“teatta”和“tatta”的含义和用法的地区差异。结果发现，这些语法形式的含义和用法在日本海一侧的东北地区趋于扩大，而在太平洋一侧则趋于维持原来的含义和用法。 《全国方言语法词典》需要考虑“语法化”程度的地区差异。该分析结果发表在“方言语法化 - 东北方言语法化的区域差异”，日本研究，第 3 卷，第 1 期。

项目成果

秋田県本荘・由利方言調査報告

秋田县本庄方言/由里方言调查报告

• 发表时间: 2005
• 作者: 日高水穂