フランス革命期「総裁政府公教育評議会」による公教育の組織過程に関する実証的研究

法国大革命期间“公共教育政府委员会”公共教育组织过程的实证研究

基本信息

批准号：
12610244
负责人：
小林亜子
金额：
$ 1.86万
依托单位：
Saitama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、フランス革命後期、総裁政府期(1795〜1799年)の公教育政策について、これまで存在の知られていなかった総裁政府公教育評議会(Conseil de l'Instruction publique)関係の史料群を用いて、実証的かつ体系的研究を行うことを目的とするものである。総裁政府公教育評議会による公教育の組織作業については、従来、体系的史料が存在しないと考えられてきたために、ほとんど研究が行われていなかった。しかし、本研究では、まず、平成12年度の調査において、フランス国立古文書館の史料調査をすすめ、内務省関係文書の中に、総裁政府期の内務大臣関係の公教育についての重要史料を発見し、マイクロフィルム化してとりよせ、分析に着手した。平成13年度は、この重要史料の分析をすすめた結果、総裁政府公教育評議会は、国民公会期の公教育委員会の仕事を引き継いだのみにとどまらず、国民公会の公教育委員会においては、制定され、実施に移されることのなかった公教育の体系的法制を、総裁政府のもとで、新たに採択し、革命後初めて体系的な教育制度を実施していたことが明らかになった。さらに、総裁政府公教育評議会は、実施したばかりの公教育について、実施から数年後に、全国的なアンケート調査を行ったり、各県に調査委員を派遣したりすることで、実施されている公教育の実態の把握と、その問題点の確認にも着手していた。また、こうしたアンケート調査結果の分析に基づく、公教育の制度・内容の見直しも行っていたのである。このような総裁政府公教育評議会の活動内容について検討した結果、その基本理念において、コンドルセの影響を受けたイデオローグたちの思想が大きな役割を演じていたこと、また、中でもデステュット・ド・トラシの果たした役割が大きかったのではないかという仮説的見取り図を導き出すことができた。この見取り図について、引き続き検証を行うことが平成14年度以降の課題である。

本研究的重点是法国大革命后期和督政府时期（1795-1799）的公共教育政策。本研究的重点是与公共教育委员会相关的历史材料的收集，这些材料以前是未知的。本研究的目的是采用以下方法进行实证和系统的研究。迄今为止，对总督政府公共教育委员会的公共教育组织工作的研究还很少，因为人们认为不存在系统的历史资料。然而，在本研究中，我们首先调查了2000年法国国家档案馆的历史资料，并在与内政部相关的文件中发现了与总统政府时期内政部长相关的公共教育的重要历史资料。我把它收集在缩微胶卷上并开始分析。 2001财政年度，通过对这一重要历史资料的分析，总统政府公共教育委员会不仅接管了国会期间公共教育委员会的工作，而且还明确了公共教育的系统法律体系已颁布但从未实施的《宪法》是总统政府新通过的，自革命以来首次实施了系统的教育制度。此外，总统政府公共教育会议将在刚刚实施的公共教育实施几年后进行全国范围的问卷调查，并将调查委员会成员派遣到每个都道府县，以改善公共教育的实施。开始了解公共教育的现状并找出其问题。政府还根据这些调查结果的分析，重新审视公共教育的制度和内容。通过考察总统公共教育委员会的活动，我们发现，受孔多塞影响的理论家的思想在其基本哲学中发挥了重要作用，而受孔多塞等影响的理论家的思想在其基本哲学中发挥了重要作用。我们能够得出一个假设的草图，表明政府所发挥的作用是重要的。 2002 财年及以后的挑战是继续验证该平面图。