思考と学習の霊長類的基盤

灵长类动物思维和学习的基础

基本信息

批准号：
16002001
负责人：
松沢哲郎
金额：
$ 213.32万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

人間を特徴づける思考やその背後にある学習の特性を知るうえで、それらがどのように進化してきたかという理解が必要不可欠だ。そのために、「進化の隣人」と言えるチンパンジーを対象に、「思考と学習の発達的変化」について、「子ども期(4歳以上-8歳未満)」に焦点をあてた研究をおこなってきた。本年度は、対象児が6歳後半から7歳を迎える時期だ。この時期の学習と思考を3つの場面で検討した。1)社会的場面:屋外運動場やプレイルームやテスト室で繰り広げられるチンパンジーのコミュニティーを研究単位とした社会的場面において。道具のやり取りなどの実験を行い、互恵的利他行動がチンパンジーでは比較的起こりづらいことを見出した。また、屋外放飼場における道具使用場面での資源をめぐる個体間の駆け引きの発達的変化を縦断的に観察した。2)対面検査場面:これまでの「参与観察研究」を継続して、対象操作を通じての物理的特性の理解の発達過程を検討した。3)個体学習場面:1個体を対象にした思考と学習の研究を発展させた。その結果、チンパンジーの子どもは直観像的な視覚的記憶においてヒト成人やチンパンジーのおとなを凌駕する能力があることを詳細な実験によって明らかにした。また、チンパンジーにおける情動的事象の記憶の研究を行った。さらに、顔認識や視線認識、奥行き知覚や注意などの基礎的な知覚認知過程の比較研究を行った。チンパンジーやヒトの音声と発信者の映像をマッチングさせる課題を継続的に訓練したが、この種の課題尾はきわめて困難であった。さちに、年度後半には新たな研究の展開を目指して、トラックボール、非拘束型視線記録装置、大型液晶タッチパネルなどを導入し、これらを実装したあらたな実験用ブースを設置した。また、野外実験と行動観察を組み合わせた手法で、ギニアの野生チンパンジーを対象にした比較認知研究を実施した。その中で、非血縁個体間での興味深い食物分配の事例を発見した。さらに種間比較として、ヒト定型/非定型発達児、テナガザル、ニホンザル、オマキザル、さらにはイルカ類を対象にして、比較認知科学の視点から研究を進めた。

必须了解这些方式如何发展，以了解人类及其背后的学习特征的思想。为此，我们与黑猩猩一起进行了研究，重点是“思维和学习的发展变化”，黑猩猩可以被称为“进化邻居”，重点是“童年（4至8岁以下）”。今年，目标孩子将六至7岁。在此期间，我们在三种情况下检查了学习和思考。 1）社交场景：在社交场景中，使用黑猩猩社区作为研究部门，在室外游乐场，游戏室和测试室中展开。我们进行了诸如工具交换之类的实验，发现在黑猩猩中相对不太可能发生相对的利他行为。我们还纵向观察到在室外撤退中使用工具的情况下，个人周围资源之间相互作用的发展变化。 2）面对面检查情况：我们继续以前的“参与者观察研究”来检查通过目标操作理解物理性质的发展过程。 3）个人学习情况：我们将研究和学习针对一个人开发。结果在详细的实验中证明了黑猩猩的儿童具有直观的视觉记忆中人类和黑猩猩成年人的能力。我们还研究了对黑猩猩情绪事件的记忆。此外，我们对基本的感知认知过程进行了比较研究，例如面部识别，凝视识别，深度感知和注意力。尽管我们继续培训任务，以使黑猩猩和人类音频与呼叫者录像相匹配，但这种任务尾巴非常困难。在下半年，为了开发新的研究，Sachi引入了轨迹球，不受限制的凝视录制设备，大型LCD触摸板以及其他已安装这些的新实验摊位。此外，使用一种结合现场实验和行为观察的方法对几内亚的野生黑猩猩进行了比较认知研究。其中，我们发现了一个有趣的案例，即无关的个体中的食物分布。此外，作为物种之间的比较，我们从比较认知科学的角度进行了研究，针对人类/非典型发育儿童，长臂猿，日本猕猴，卷尾猴猴子，甚至海豚。