ジルコンの局所同位体分析に基づくアラビア・ヌビア盾状地南部の熱史と進化

基于局部锆石同位素分析的阿拉伯-努比亚地盾南部热历史和演化

• 批准号: 04F04071
• 负责人: 日高 洋
• 金额: $ 1.54万
• 依托单位: Hiroshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2004
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2004 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-04F04071/
• 关键词: エチオピア; アラビア・ヌビア盾状地; ジルコン; イオンマイクロプローブ; U-Pb年代測定

本研究では,これまでほとんど詳細な地質年代学的研究がなされていないエチオピアについてU-Pb年代測定を行い,アラビア-ヌビア盾状地(ANS)の形成過程に関して時間的な制約を加えるとともに,モザンビーク造山帯とANSとの地球化学的な関係を言及するための基礎データを収集することを目的としている。昨年度から,エチオピア西部から採取された十数種の花コウ岩質片磨岩からのジルコンの分離,個々のジルコンについて反射電子像による化学組成観察を行い,並行して本研究室所有の高感度高分解能イオンマイクロプローブ(SHRIMP)を用いてジルコンのU-Pb同位体分析を行ってきた。本年度は昨年度に引き続き,ジルコンの反射電子像観察およびU-Pb同位体分析を行い,さらにSHRIMPによる希土類元素およびU, Thの定量分析を行った。反射電子像による観察の結果,岩石試料に存在する花コウ岩質片磨岩には,貫入した脈中に産するジルコンと岩石組織自体に存在するジルコンの2種類が存在することがわかったが,両者のU-Pb年代はともに780Maを示し,大きな差違は見られなかった。しかし,脈中に産するジルコンはU/Th比が高く,軽希土?重希土類元素の分別の度合いが大きいことから,火成作用後期のマグマから形成されたもの,あるいは熱水作用の影響を大きく受けたものと考えられる。本研究結果はChemical Geologyに掲載予定である。その他,先カンブリア紀のエチオピア西部の片磨岩から採取されたジルコンについて,SHRIMPによる詳細なU-Pb年代分布(0.75-1.4Ga)を得ることができた。本結果はJournal of African Earth Sciencesに投稿予定である。

在这项研究中，我们在埃塞俄比亚进行了U-Pb测年，该国迄今为止几乎没有进行过详细的地质年代学研究，并对阿拉伯-努比亚地盾（ANS）的形成过程添加了时间限制，目的是收集基础数据。描述造山带和 ANS 之间的地球化学关系。自去年以来，我们一直从埃塞俄比亚西部收集的十多种花岗质片麻岩中分离出锆石，并使用高光谱仪对锆石进行了背散射电子图像观察，以观察单个锆石的化学成分。分辨率离子微探针（SHRIMP）。今年，继去年之后，我们进行了锆石的背散射电子图像观察和U-Pb同位素分析，并使用SHRIMP对稀土元素、U和Th进行了定量分析。通过反向散射电子图像观察，发现岩石样品中存在两种类型的花岗质片麻岩：存在于侵入脉中的锆石和存在于岩石结构本身的锆石，U-Pb年龄为两者均显示为 780Ma，没有观察到重大差异。但矿脉中产出的锆石U/Th比值高，轻、重稀土元素分离程度高，因此认为锆石是火成岩后期岩浆形成的或受到影响。据认为受热液作用的影响很大。这项研究的结果将发表在《化学地质学》上。此外，SHRIMP 还获得了从埃塞俄比亚西部前寒武纪片麻岩中采集的锆石的详细 U-Pb 年龄分布（0.75-1.4 Ga）。研究结果将提交给《非洲地球科学杂志》。