初期アメリカ演劇におけるシェイクスピア受容の研究

美国早期戏剧对莎士比亚的接受研究

• 批准号: 14710347
• 负责人: 常山 菜穂子
• 金额: $ 0.64万
• 依托单位: Keio University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14710347/
• 关键词: アメリカ演劇; シェイクスピア; 18世紀; 19世紀; アメリカ文化; 17世紀

本研究は、アメリカにおけるシェイクスピア的伝統の受容と変容の考察を目的とし、平成15年度をもって二年間の科研費交付期間を終えた。こんにちでこそ帝国主義の支配者としてのみ語られるものの、アメリカは紛れもなくかつての英国植民地であり、アメリカ文学は旧植民地において発展を遂げた「土着の英文学」(ポスト・コロニアリズム批評用語を用いるならば、小文字で始まる"english literature")の特徴を備えている。批評家Homi Bhabhaの擬態(mimicry)論をポスト・コロニアル文化理論の根本に据えるならば、17世紀初めから新大陸の演劇伝統に移入されていったシェイクスピアもまた、異種混淆的なアメリカ独自のかたち(言うなれば、小文字で始まる"shakespeare")へ発展したと考えられる。宗主国イギリスからもたらされた最大の「文化の恩恵」であるシェイクスピア文化は、いかなる特異な政治・社会的、文化的条件のはたらきによって、アメリカ演劇と文学に自然化されていったのか、その諸条件の解明を行ってきた。科研費の交付期間内に、大学院博士課程以来考察してきた、上記のような全体構想に基づく研究テーマの完成を目指した。本年度は、博士論文を土台に、昨年度に執筆した各論二編を加えて、年表、図版、索引などを含む全体の大幅な加筆改稿を行った。その結果、研究の総仕上げとして『アメリカン・シェイクスピア---初期アメリカ演劇の文化史』(四六版310頁、国書刊行会刊、平成15年11月)を出版し、それにより成果を内外の学界に問うた。

这项研究的目的是考察莎士比亚传统在美国的接受和转变，为期两年的科学研究资助期于2003年结束。虽然今天只是作为帝国主义统治者来谈论，但美国无疑是前英国殖民地，美国文学是在前殖民地发展起来的“本土英国文学”（后殖民主义）的一种形式，用批评术语来说。 ，它具有“英语文学”的特征（以小写字母开头）。如果我们把批评家霍米·巴巴的模仿理论作为后殖民文化理论的基础，那么从17世纪初期被引入新世界戏剧传统的莎士比亚也呈现出一种独特的异质美国形式（换句话说，人们认为莎士比亚是一种独特的美国形式）。演变成“莎士比亚”，以小写字母开头。莎士比亚文化——英国殖民势力带来的最伟大的文化祝福——是在什么独特的政治、社会和文化条件下融入美国戏剧和文学的？我们一直在努力澄清这些条件。在科学研究资助金的资助期内，我的目标是完成一个基于上述总体概念的研究主题，这是我从研究生院博士课程开始就一直在考虑的。今年，我在博士论文的基础上，在去年写的每个主题上增加了两篇文章，并对整本书的年表、插图、索引等进行了重大补充和修改。结果，我们出版了《美国莎士比亚——早期美国戏剧的文化史》（第46版，310页，国书观光会出版，2003年11月），作为我们研究的最终成果，从而在国内和国外传播该成果。我向学术界询问。

项目成果

常山菜穂子: "Americanization of Shakespeare : A Cultural History through Three Posters"The Japanese Journal of American Studies. 13. 171-192 (2002)

常山直子：“莎士比亚的美国化：三张海报的文化史”《日本美国研究杂志》13. 171-192 (2002)。

常山菜穂子: "アメリカン・シェイクスピア-初期アメリカ演劇の文化史"(株)国書刊行会. 310 (2003)

常山直子：《美国莎士比亚 - 早期美国戏剧的文化史》国商观光会有限公司 310（2003）