細胞外マトリックス安定化機構を用いた子宮頸部熟化の調節機序に関する基礎的研究

利用细胞外基质稳定机制进行宫颈成熟调节机制的基础研究

基本信息

批准号：
14770836
负责人：
小川正樹
金额：
$ 2.18万
依托单位：
Akita University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

産婦人科良性疾患の適応により子宮全摘出術を施行された非妊娠婦人および分娩時の妊婦より同意を得た後に、子宮頚部組織の一部を採取した。TSG-6抗体を用いて、これらの組織の免疫組織学的な検討を行った。その結果、妊娠時および非妊娠時ともに子宮頚部間質組織にTSG-6の局在が認められた。この局在は、特に早産に至った妊婦より得られた組織において染色性の亢進が認められた。以上より、TSG-6は、ヒトの子宮頚部組織に恒常的に発現し、特に妊娠に伴い、その発現が亢進する可能性が示された。さらに、分娩時には、よりその発現が亢進する可能性が示された。次に、上記の各組織よりtotal RNAを抽出し、RT-PCRを行った。その結果、妊娠時および非妊娠時の子宮頚部組織にTSG-6の発現を認めた。さらにこの発現は、妊娠時の子宮頚部において強く認められることが判明した。以上より、TSG-6は蛋白レベルおよびmRNAレベルの両方において、ヒト子宮頚部組織に発現し、妊娠および分娩時には、その発現が亢進することが証明された。以上の結果を基に、子宮頚部培養線維芽細胞を用いて再現実験を行った。定法により子宮頚部線維芽細胞の培養を行った。得られた培養細胞を妊娠および分娩時の状態にさせる目的で、妊娠および分娩時に子宮頚部組織に分泌されるサイトカインを、培養細胞上清中に添加して、種々の状態を反映させた。その結果、妊娠および分娩時に分泌されるサイトカインの添加により、TSG-6mRNAの発現は、濃度依存性に亢進することが判明した。以上のことより、TSG-6は、子宮頚部熟化促進作用を有するものと判断された。しかし、子宮頚部組織におけるTSG-6発現が、子宮頚部熟化に対して促進的に働くか否かの判断のために、ラットにTSG-6膣錠を作成し投与したが、組織における有意な反応は認められなかった。

因良性妇产科疾病接受全子宫切除术的非孕妇和分娩时的孕妇征得同意后，采集部分宫颈组织。使用 TSG-6 抗体对这些组织进行免疫组织学检查。因此，在怀孕和非怀孕期间，TSG-6 都定位于子宫颈间质组织中。在该定位中，特别是在从早产孕妇获得的组织中观察到增强的染色。由此可见，TSG-6在人宫颈组织中持续表达，并且其表达可能增加，尤其是在妊娠期间。此外，研究表明该表达在分娩过程中可能进一步增强。接下来，从上述各组织中提取总RNA并进行RT-PCR。结果，我们发现TSG-6在妊娠和非妊娠期间的宫颈组织中都有表达。此外，发现这种表达在怀孕期间的子宫颈中强烈观察到。上述结果表明，TSG-6在人宫颈组织中在蛋白和mRNA水平上均有表达，且在妊娠和分娩过程中表达增强。基于上述结果，我们利用培养的宫颈成纤维细胞进行了生殖实验。使用标准方法培养宫颈成纤维细胞。为了使获得的培养细胞达到妊娠和分娩时的状态，将妊娠和分娩期间宫颈组织分泌的细胞因子添加到培养细胞上清液中以反映各种状态。结果发现，通过添加妊娠和分娩期间分泌的细胞因子，TSG-6 mRNA的表达以浓度依赖性方式增加。综上所述，确定TSG-6具有促进宫颈成熟的作用。然而，为了确定宫颈组织中TSG-6的表达是否促进宫颈成熟，制备了TSG-6阴道片并给予大鼠，但没有发现明显的组织反应。