アルチュール・ランボーの詩・詩論の、同時代以降キリスト教思想との、歴史的比較研究

对阿瑟·兰波的诗歌和诗学与同时期以来的基督教思想的历史比较研究。

基本信息

批准号：
08610497
负责人：
川那部保明
金额：
$ 1.41万
依托单位：
University of Tsukuba
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至 1998
项目状态：
已结题

项目摘要

3年間の研究により明らかにしえた諸点は次の如くである。1.19世紀中葉の「神」は現実世界に未来への展望や希望を与えうる存在ではなく、カトリック教会も激動する社会に対して有効な関わりを持てていなかった。ボードレールの「現罪」意識は、このことの端的な表れである。2.それに対して、普仏戦争とパリコミューンの時代を生きたランボーは従来の退嬰的な<超越性>とは異なる、より未来へと開かれた<超越性>の可能であることを提示した。3.そのランボーの、詩と詩論における<超越性>のあり方は、アルベール・ド・マンらの社会的発言や行動、さらには、1891年の「レールム・ノヴァルム」以降の教皇の社会回勅において示される、宗教性と社会・国家の関係のとらえ方に通底する。4.3における教皇の社会回勅に示された宗教性と社会の関係を、宇宙的な規模でもっとも純化した形で思想化したのが、ティヤール・ド・シャルダンの思想といえる。5.ティヤール・ド・シャルダンの思想と、ランボーの考え方には、多くの点で重なりあうところがある。ランボーの詩と詩論は、新たな超越性という観点からとらえなおす必要がある。以上の全体の内容を、報告書中の「アルチュール・ランボーの詩・詩論の同時代以降キリスト教思想との、歴史的比較研究―教皇の社会回勅およびティヤール・ド・シャルダンの思想との関連を中心にー」にまとめ、また、ボードレールおよびランボーについては、本書類裏面に揚げ2つの論文において個々の問題点を論述した。

经过三年的研究，明确了以下几点。 1、在19世纪中叶，“上帝”并不是一个能为现实世界的未来提供前景或希望的实体，天主教会也无法与动荡的社会建立有效的关系。波德莱尔的“当下罪恶感”就是对此的简单表达。 2.相比之下，生活在普法战争和巴黎公社期间的兰波认为，一种对未来更加开放的超越是可能的，与传统的倒退超越不同。 3.兰波诗歌和诗学中的超越概念体现在阿尔伯特·德曼等人的社会言论和行动中，也体现在教皇1891年《Rerum Novarum》之后的社会通谕中。理解宗教与社会和国家之间的关系。可以说，蒂哈德·日日进的思想是对宗教与社会之间关系进行概念化的思想，正如教皇4月3日的社会通谕所表达的那样，在宇宙尺度上以最纯粹的形式表达了这一点。 5.蒂尔哈德日进的思想和兰波的思想在很多方面都有重叠。兰波的诗歌和诗学需要从新的超越视角重新审视。上述全部内容概括在《兰波诗歌、诗学与同时期基督教思想的历史比较研究——与教皇社会通谕和蒂拉德·日日丹思想的比较》报告中。波德莱尔和兰波，我在本文件后面的两篇文章中讨论了个别问题。