20世紀ヨーロッパの文学・芸術行為におけるノイズとその共同性への志向に関する研究

20世纪欧洲文学艺术行为中的噪音及其公共取向研究

基本信息

批准号：
20652024
负责人：
川那部保明
金额：
$ 1.98万
依托单位：
University of Tsukuba
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

20世紀ヨーロッパの文学・芸術行為が抱える「ノイズ」が現代社会に現す創造性と共同性を明らかにすることが本研究の目的である。最終年度の23年度は、各人が研究を総括しつつ、20世紀の文学・芸術が「ノイズ」を抱える過程を明らかにした。川那部は、断片となった言葉を通して沈黙を共有する試みをおそらく初めて意識的に展開したA・ランボーのポエジーを、20世紀の非・言語的(ノイズ的)表現行為の先がけとして位置づけた。山口は、R・ロングの彫刻に関する研究を美術館の講座で発表した他、20世紀芸術にノイズが孕まれる過程を19世紀英国美術のプリミティヴィズムに探った。武井は、ヨーロッパ20世紀芸術の起源としての18世紀の身体コミュニケーションのあり方を、舞踊(ノヴェール)、彫刻評論(ヴィンケルマン)、文学(ゲーテ)等の領域で分析し、文化の基底にある身体把握の軸のアレゴリーからリアルな身体存在感覚への移行を追った。吉野は、非選択的知覚と太古の記憶の痕跡との関係を調査した。詩と祈りについては詩人の吉増剛造の作品、エクリチュールと祈りの所作に関してはカフカ作品の研究を行った。江藤は、22年度にスイスのパウル・ザッヒャー財団で調査・収集したヴァレーズの「ポエム・エレクトロニック」に関する資料の分析成果を発表し、さらに論文として出版した。以上の他に、山口はイエール大学のT.バリンジャー教授を招聘した講演会"The Condition of Music:The Aesthetic Movement"(2010年5月27日)、吉野は内田真弓による講演会「アボリジニーアートで世界をむすぶ仕事」(2011年2月24日)を各々筑波大学で開催した。

本研究的目的是澄清20世纪欧洲文学艺术行为的“噪音”在现代社会所揭示的创造力和公共性。在项目的最后一年，即2015年，每个人都总结了自己的研究，并阐明了20世纪文学艺术受到“噪音”影响的过程。川锅将兰波的诗歌定位为 20 世纪非语言（噪音）表达行为的先驱，这或许是第一首有意识地尝试通过碎片化的文字来分享沉默的诗歌。山口在博物馆的演讲中介绍了他对R. Long雕塑的研究，并探讨了20世纪艺术在19世纪英国艺术的原始主义中充满噪音的过程。武井分析了18世纪的身体交流形式，也就是20世纪欧洲艺术的起源，在舞蹈（诺弗斯）、雕塑批评（温克尔曼）、文学（歌德）等领域，探索了对身体的理解，我关注的是从轴心寓言到真实存在感的转变。吉野研究了非选择性知觉与古代记忆痕迹之间的关系。关于诗歌和祈祷，我们研究了诗人吉须吾三的作品，关于写作和祈祷，我们研究了卡夫卡的作品。江藤展示了他对2012年在瑞士保罗·萨赫基金会研究和收集的瓦雷兹“电子诗”相关材料的分析结果，并将其作为论文发表。除此之外，山口还邀请了耶鲁大学的T. Ballinger教授做了题为“音乐的条件：审美运动”的讲座（2010年5月27日），吉野则做了内田真由美的题为“土著艺术对音乐的影响”的讲座。世界”（2010年5月27日）。“连接世界的工作”（2011年2月24日）在筑波大学举行。