下水2次処理水の塩素消毒に及ぼすCO_2ガス吹込みの効果に関する研究

注CO_2气体对二级污水处理水加氯效果研究

基本信息

批准号：
03650444
负责人：
大村達夫
金额：
$ 1.28万
依托单位：
Iwate University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份：
1991
资助国家：
日本
起止时间：
1991 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

(1)下水2次処理水へのCO_2ガス吹込みにより、塩素消毒の効果が促進されることが、大腸菌(E.Coli)およびコリファ-ジによって明らかになった。しかし、グラム陽性菌である腸球菌(S.faecalis)の場合は、CO_2吹込みの効果はH_2SO_4添加に較べて効果が少なくあまり期待できないことも明らかになった。(2)細菌学的な実験を行なう場合、細菌数の測定値には種々な実験誤差が含まれるので、細菌数の統計的分布特性を調べた。その結、大腸菌群および腸球菌群の純粋培養によって得られた試料水の両細菌群数の統計的分布は正規分布をすることがわかった。すなわち、人為的な実験誤差は白色雑音のような分布となることが知られた。一方、生下水、下水一次処理水、下水二次処理水、塩素消毒後の放流水および河川水のそれぞれの試料水中における両細菌群の分布特性は正規分布とはならず、他の分布である対数正規やポアソン分布などの分布となることが明らかとなった。すなわち、これらの試料は試料水中に含まれる懸濁物質やpH、BODなどの水質が異なるので、これらが細菌群数の分布に影響を与えたものと考えられる。下水放流水における大腸菌群の水質基準は平均値で3000個/mlとされているが、この場合、大腸菌群数の分布を正規分布と仮定した場合と他の分布を仮定した場合では、その危険率に大きな差が生じることになり、本研究で得られた結果は今後種々な水域において細菌群数の統計的な分布を明らかにし、水質基準の見直しをする必要があることを示している。(3)F特異RNAファ-ジの増殖には、宿主菌が道好に増殖し得る基質が充分にあること、水温が25℃より高いか、35℃程度から25℃になって1時間以内であることが必要条件であることが明らかになった。

(1)结果表明,向二级处理后的污水中注入CO_2气体可促进大肠杆菌(E.Coli)和大肠杆菌噬菌体的氯消毒效果。然而，对于革兰氏阳性菌肠球菌（S. faecalis）来说，注射CO_2的效果明显不如添加H_2SO_4的效果，前景并不乐观。 (2)在进行细菌学实验时，细菌计数的测量值包含各种实验误差，因此我们研究了细菌计数的统计分布特征。结果发现，大肠菌群和肠球菌群纯培养获得的样水中两个细菌群的数量统计分布均呈正态分布。换句话说，众所周知，人类实验误差具有类似于白噪声的分布。另一方面，原污水、一级处理污水、二级处理污水、加氯消毒后的排放水以及河水的样水中两个细菌群的分布特征不是正态分布，而是呈其他分布。明确分布是对数正态分布或泊松分布。换句话说，由于这些样品的水质不同，例如样品水中所含的悬浮固体、pH和BOD，因此认为这些影响了细菌群数量的分布。污水排放水中大肠菌群的水质标准设定为平均值3000个/毫升，但在这种情况下，大肠菌群的风险根据大肠菌群的分布是假设为正态分布还是假设为正态分布而有所不同。本研究获得的结果表明，未来有必要明确各水体中细菌类群数量的统计分布，并重新审视水质标准。 (3)F特异性RNA噬菌体的生长，必须有足够的基质让宿主菌正常生长，水温必须高于25℃或水温达到25℃左右后1小时内35°C 显然是一个必要条件。