高温型変成帯の温度圧力履歴の定量的解析

高温变质带温压历史定量分析

• 批准号: 08740419
• 负责人: 池田 剛
• 金额: $ 0.64万
• 依托单位: Kyushu University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08740419/
• 关键词: 領家変成作用; 低圧高温型; 温度圧力履歴; 相平衡

地殻内部での物質の循環,熱の輸送のメカニズムの解明には,変成岩のできた温度圧力条件のみならずその時間変化(温度圧力履歴)の情報が必要である。特に低圧高温型の変成岩は深成岩を伴なう事実から,従来は深成岩からの熱によって形成されたと考えられてきたが,実際の組織・組成のデータを用いた温度圧力履歴の解析は殆んどなされていない。本研究では,代表的な低圧高温型変成帯である領家変成帯の温度圧力履歴の解析と,最高変成度地域の相解析を詳しく行なった。その結果,以下のことが明らかになった。1.低変成度地域では,わずかな温度上昇の間に圧力が200MPa減少した。2.花崗岩に接する中変成度地域では,圧力は変化せずに温度が上昇した。3.最高変成度地域は花崗岩に囲まれており,圧力の減少する温度圧力履歴を示した。4.最高変成度の岩石は角閃岩相高温部に達しているにもかかわらず,その相平衡は単純化したAFM近似で記述できず,Mnが非常に強く影響を与えている。これらの事実から領家変成作用について以下のような形成機構が考えられる。1.原岩がジュラ紀付加体であることから,低変成度地域での温度圧力履歴は領家変成作用が沈み込み帯で形成された付加体が上昇する時に既に起こっていたことを示唆する。2.中変成度までの熱源は,貫入した花崗岩からの熱と考えられるが,最高変成度はこの花崗岩が地殻浅部に貫入した際に下部から運ばれてきたと考えられる。今後,以上のような地殻の運動が岩石の変形構造にどのように保存されているか,岩石微細組織を解析する予定である。

为了阐明地壳内材料循环和热传输的机制，不仅形成变质岩石的温度和压力条件的信息，还需要时间变化（温度压力历史）。特别是，低压，高温的变质岩与p岩相关，并且人们认为它们是由p岩的热量形成的，但是使用实际组织和组成的数据，几乎没有对温度和压力历史进行分析。在这项研究中，我们对Ryoke变质带的温度和压力病史进行了详细分析，典型的低压高温变质带以及最高变质区域的相分析。结果揭示了以下内容：1。在低变态区域，在略有温度升高期间，压力降低了200 MPa。 2。在连接到花岗岩的中型变质区域中，压力没有变化，温度升高。 3。最高的变质区域被花岗岩包围，显示压力降低的温度和压力病史。 4。尽管具有最高变质的岩石达到了闪石面的高温，但相位平衡也无法通过简化的AFM近似来描述，而MN的影响很强。基于这些事实，可以考虑以下对ryoke变质的形成机制。 1。由于原始岩石是侏罗纪加合物，因此低变质区域的温度压力病史表明，当俯冲带中的加合物上升时，瑞克变质已经发生了。 2。被认为是侵入的花岗岩的热源被认为是热量的，但是当花岗岩渗透到浅层外壳中时，最大的变质作用被认为是从下部携带的。将来，我们计划分析上述地壳运动如何保存在岩石的变形结构和岩石的微观结构中。

项目成果

Ikeda T.: "Progressive sequence of reactions of the Ryoke metamorphism in the Yanai district,southwest Japan" Journal of metamorphic Geology. 15(印刷中). (1997)

Ikeda T.：“日本西南部柳井地区 Ryoke 变质作用的渐进序列”，《变质地质学杂志》15（出版中）。

西山忠男: "火成岩の層状構造のスペース則:ビリビリアルカリ層状貫入岩体の例" 三鉱学会講演要旨集. 95- (1996)

西山忠雄：“火成岩层状结构的空间规律：比利比碱性层状侵入岩体的一个例子”三个矿物学会摘要95-（1996）。

地学団体研究会 編: "新版地学辞典" 平凡社, 1443 (1996)

地学组研究组编：《新版地质词典》平文社，1443（1996）

Ikeda T.: "Structural analysis of the Dalradian rocks of the Lock Leven area,Inverness-shire" Scottish Journal of Geology. 32. 179-184 (1996)

Ikeda T.：“因弗内斯郡洛克利文地区达尔拉迪安岩石的结构分析”苏格兰地质学杂志。

Ikeda T.: "Phase equilibria and P-T path of the Ryoke metamorphic rocks in the Yanai district,SWJap" 30th International Geological Congress Abstract. 2. 584- (1996)

Ikeda T.：“日本柳井地区 Ryoke 变质岩的相平衡和 P-T 路径”，第 30 届国际地质大会摘要。