昆虫の社会行動を司る生理機能をモデルとした移動知研究

以控制昆虫社会行为的生理功能为模型的移动智能研究

基本信息

批准号：
20033002
负责人：
三浦徹
金额：
$ 6.59万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

シロアリなどの社会性昆虫のコロニーには様々な機能を果たすカーストが存在し,複雑なコミュニケーションに基づく精巧な分業を行うことで社会行動を成立させている.また,メダカに見られるような群れ行動においても個体間の相互作用が重要な役割を果たす.我々は,動物にみられる組織的な行動とその分子基盤を明らかにすることで,生物社会の仕組みと進化を理解し,新たな生命システムを見いだすことを目的として,多角的に研究を進めている.本年度は,シロアリの分業を制御すると考えられるフェロモンの分析を精力的に行い,カースト特異的なタンパクや炭化水素の同定を行った.更に,社会行動の1つである防衛行動に焦点を当て,カーストによる行動の違いを見いだし,状況に応じて可塑的にカーストの行動が制御されていることを明らかとした.さらに,フェロモン分析が進展し,発生のゆらぎにより遺伝子ネットワークが構築されるというモデルの結果も得られた.更に魚の群れ行動についても行動学的および神経生物学的な知見が蓄積された.今後も引き続きそれらの知見や実験系を駆使し,社会行動の総合的な理解につなげたい.更に,包括的な社会システムの理解を目指し,新しい自律分散システムの設計など工学への応用に関しても貢献していきたい.

白蚁等群居昆虫具有执行各种功能的种姓，通过基于复杂交流的精细分工建立的社会行为也在其中发挥着重要作用。我们正在进行多方面的研究，旨在了解生命社会的机制和进化，并通过阐明其生物学行为及其分子基础来发现新的生命系统。今年，我们将研究白蚁的劳动分工，我们进行了深入的分析。信息素被认为可以控制种姓特异性蛋白质并识别出种姓特异性碳水化合物。此外，我们关注了作为社会行为之一的防御行为，发现了不同种姓的行为差异，揭示了种姓行为是根据情况进行可塑性控制的。此外，信息素分析的进步导致了一种基于种姓的行为的创建。通过发育波动构建遗传网络的模型。此外，我们还积累了有关鱼类群体行为的行为学和神经生物学知识。我们希望在未来继续充分利用这些知识和实验系统，从而全面了解社会行为，我想为工程应用做出贡献，例如新的自治分布式系统的设计。