デンドリマー構造の内と外に協奏的な機能を付与した分子触媒の開発

树枝状大分子结构内外协同功能分子催化剂的开发

基本信息

批准号：
19028025
负责人：
藤原哲晶
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究課題では,「コア型機能化タイプ」と「外表面機能化タイプ」の2つを組み合わせたデンドリマー触媒を標的化合物とした新規デンドリマー触媒の開発を目的とした.この設計に当たり外表面の機能化部位は極めて重要であるが,このデンドリマーの外表面修飾官能基としてテトラエチレングリコール(TEG)に着目した.TEGのようなポリエーテル類は,水溶性の非イオン性界面活性剤として知られている.また,これら分子群は酸素原子の孤立電子対を利用して金属カチオンと錯体を形成し,相関移動触媒として機能することも分かっている.中心金属への直接的な相互作用に加えカチオンの取り込み効果による新たな機能の発現を狙い,TEG鎖を組み込んだカルベン配位子を設計した.柔軟なTEG鎖の比較として長鎖アルキル基を導入した配位子ならびに両者を併せもつ配位子も設計し,それらの前駆体となる一連のイミダゾリウム塩を合成した.これら配位子の機能を,パラジウム触媒による鈴木-宮浦カップリング反応で検討した.2-ブロモ-1,3-ジメチルベンゼンとフェニルボロン酸との反応において,TEG部位を有する配位子2aと2bで非常に高い活性が得られることがわかった.一方,長鎖アルキル基のみをもつ配位子や長鎖置換基をもたない配位子を用いた場合は収率が低くなることが分かった.更に興味深いことに,TEG鎖の数が減少する配位子では反応の効率が低下する結果となった.

该研究主题旨在使用结合两种类型的树枝状聚合物催化剂来开发新的树枝状聚合物催化剂：核心型功能化类型和外部表面官能化类型。尽管在这种设计中，击球表面上的功能化位点非常重要，但我们将重点放在四乙烯甘油（TEG）上，作为该树枝状聚合物的外表面修饰函数组。诸如TEG之类的聚乙烯被称为水溶性非离子表面活性剂。还知道，这些分子群使用孤对氧原子与金属阳离子形成复合物，并用作相关转移催化剂。为了直接与中央金属互动，我们旨在通过阳离子的吸收来开发新功能，并形成TEG链。设计了卡宾配体。与柔性TEG链相比，还设计了带有长链烷基的配体，并合成了一系列成为前体的咪唑盐盐。这些配体的功能通过钯催化的铃木 - 米约拉拉偶联反应检查。发现在2-溴-1,3-二甲基苯与苯基硼酸的反应中，获得了带有TEG部分2A和2B的配体与TEG部分的反应。另一方面，发现仅使用长链烷基或没有长链取代基的配体时，产量将较低。更有趣的是，TEG链数减少的配体导致反应效率较低。