19世紀におけるイタリア王国の「美術外交」に関する研究

19世纪意大利王国的“艺术外交”研究

基本信息

批准号：
18652020
负责人：
河上眞理
金额：
$ 1.92万
依托单位：
Kyoto University of Art and Design
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究におけるこれまでに行った調査により、第一に、19世紀中葉に近隣諸国に遅れて国民国家を創設したイタリア王国が、国際関係の中で「イタリアは美術の国である」との自覚を強める機会や出来事と「美術外交」推進との間の直接的な関係性があったこと、第二に、建国間もないイタリア王国の政府中枢部において実質的に「美術外交」を推進する者が複数存在したことを明らかにしてきた。本研究最終年の平成20年度の調査・研究では、「美術外交」という施策の核は、実は王国設立以前から、国民国家創設を推進していた、主に北イタリアの一部の人々の間において意識されていたのではないかと考え得るに足る複数の事象を見出すことができた。近い将来、新たな調査結果を含め、本研究全体の成果として世に問いたいと考えている。一方、「美術外交」が実際に展開され始めてから以降の時代においては、美術家自身が「イタリアは美術の国である」との自覚をもち、自ら「美術外交」を推進するという気概のもとに、海外へ移住し、移住先で美術教育活動、及び制作活動をした例として、アキッレ・サンジョヴァンニという画家に関する論考を纏めた。これについては、「アキッレ・サンジョヴァンニと日本-来日経緯と《明治天皇・昭憲皇太后肖像》及び、宮内庁三の丸尚蔵館蔵「締盟國元首肖像」二点の制作-」『京都造形芸術大学紀要GENESIS 12 2007』2008, pp.70-86.において論じた。また、イタリアでの現地調査では、引き続き文書館や図書館などにおいて、一次史料の博捜、及びその分析を行う一方、「美術外交」を推進したと考え得る人物の館を訪れ、「イタリアは美術の国である」という認識や自覚はプライベートな生活の中にも十分に根を下ろしていたことを看取することができ、極めて興味深い材料を得られた。

根据迄今为止在这项研究中进行的调查，意大利王国在19世纪后期建立了一个国家，他意识到意大利是国际关系中的艺术国家。在意大利王国的中心，加强事件和促进“艺术瘫痪”，其次是在促进“艺术外交”的中心。根据这项研究的最后一年的调查和研究，称为“艺术少于艺术”的措施的核心实际上是在建立王国之前促进了国家建立 - 主要是在某些人中意大利北部。在不久的将来，我想询问整个研究，包括新的调查。另一方面，在艺术外交的时代，自从开始发展以来，艺术家本身就意识到“意大利是一个艺术国家”，并促进了“艺术外交外交”。我们在移民目的地进行国外并进行艺术教育活动和生产活动，我们总结了关于画家Akirre Sangjovanni的讨论。关于这一点，“阿基尔·桑乔瓦尼，日本 - 日皇帝和智族皇帝肖像”以及帝国家庭机构的sanmaru-no-kura-kan“ kunimagan肖像”两个点“两个点”，“创世记12 2007” 2007年，2008年，第70-86页。在意大利的一项现场调查中，我们继续寻找主要的历史材料并分析图书馆和图书馆中的主要历史材料，并参观了可以认为它促进“艺术瘫痪”的人的大厅，而“意大利是艺术。