汗を利用した有機リン剤中毒の遅延性中毒発症の予知及び診断法の確立
汗液预测和诊断迟发型有机磷中毒方法的建立
基本信息
- 批准号:09770307
- 负责人:
- 金额:$ 1.34万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
- 财政年份:1997
- 资助国家:日本
- 起止时间:1997 至 1998
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
有機リン剤中毒の遅発毒性発症のメカニズムを明らかにし、それを予知できないかと実験を行ってきた。今年度はトリクロルフォン(DEP)を動物実験に用いたが、DEPの動態は前年度のフェニトロチオン(MEP)とほぼ同様の傾向を示した。つまり、ラットにDEPを経口投与すると経時的に血液、諸臓器、汗中にDEPが検出されたが、その後は減少する傾向にあった。しかし、血液中にDEPが検出されなくなっても、なお脂肪組織にはDEPが高濃度検出され、同時にDEPの代謝物であるDDVPが血液から検出された。DEPとDDVPのラットに対するLD50濃度はDEPの方が数倍高い。今回の実験でDDVPが血液中に検出されたことは、脂肪中のDEPが血液へ再溶出し、毒性の高いDDVPに代謝されたことを意味する。これは遅発毒性発症のメカニズムを示唆するデータとはなったが、汗中からはDDVPは検出できなかった。また、DEPはDDVPへと非酵素的に変化する物性があるため、抽出操作、測定の際にDDVPに変化されなかったことを確実に否定しておく必要がある。また、ヒト症例においてDEPのデータは得られなかった。しかし、すべてのMEP中毒患者において血液中MEP濃度の最上昇がみられ脂肪中から血液へ再溶出する現象を支持するデータとなった。更に、有機リン剤の溶剤となるキシレンも遅発毒性発症に対して重要な因子の一つであることを示唆するデータも得られた。遅発毒性発症のメカニズムは脂肪中から血液への再溶出が基本的に存在することは分かったが、予測時期の特定は摂取した化合物、量等の問題も有り今後の課題となった。
我们已经阐明了有机磷中毒迟发的机制,并进行了实验来看看是否可以预测。今年敌百虫(DEP)用于动物实验,DEP的动态变化与去年杀螟松(MEP)的变化趋势几乎相同。换句话说,当给大鼠口服DEP时,随着时间的推移,在血液、各种器官和汗液中检测到DEP,但此后呈减少趋势。然而,尽管血液中不再检测到DEP,但在脂肪组织中仍然检测到高浓度的DEP,同时在血液中检测到DEP的代谢物DDVP。 DEP 和 DDVP 在大鼠体内的 LD50 浓度是 DEP 的数倍。本实验在血液中检测到敌敌畏,意味着脂肪中的DEP重新洗脱到血液中并代谢为剧毒的敌敌畏。尽管这些数据表明了延迟毒性发生的机制,但在汗液中无法检测到敌敌畏。此外,由于DEP具有非酶促转化为DDVP的物理性质,因此有必要可靠地排除在提取操作和测量过程中它没有转化为DDVP。此外,没有获得人类病例中 DEP 的数据。然而,在所有 MEP 中毒患者中,观察到血液中 MEP 浓度最高,支持从脂肪重新洗脱到血液中的现象。此外,还获得了数据表明二甲苯(有机磷剂的溶剂)是延迟毒性发生的重要因素之一。尽管发现延迟毒性发生背后的机制基本上涉及从脂肪重新洗脱到血液中,但由于摄入的化合物和数量等问题,确定预测的时间是未来的挑战。
项目成果
期刊论文数量(1)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
本多ゆみえ他: "心肺停止を来し社会復帰し得た急性キシレン中毒の1例" 第20回日本中毒学会総会プログラム講演抄録. 64 (1998)
本田由美惠等:“急性二甲苯中毒导致心肺骤停并能够重新融入社会的案例”第20届日本成瘾学会大会节目演讲摘要64(1998年)。
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