インド・ケーララ州における特別支援学校と障害者の包摂－「憩いの場」としての可能性

印度喀拉拉邦的特殊需要学校和残疾人融入——作为“放松场所”的可能性

基本信息

批准号：
20J23021
负责人：
金额：
$ 1.98万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-24 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究はインド・ケーララ州の文脈に基づき、スペシャル・スクールの「包摂性」を明らか　　にしようとする研究である。特に、スペシャル・スクールに通学する、障害者を含む様々なハンディキャップをもつ人々をとりまく網の目のような相互行為に着目し、そこから導出されるスペシャル・スクールの可能性を論考している。本研究の特色としては、例えば低カーストの障害者や障害女児は、高カーストの障害者や障害男性よりも差別的扱いを受けやすいなど、インドの文脈に基づき、障害の意味が個人の属性との連関において流動的になる点を民俗誌的に描こうとしている点である。そのため、現地での長期調査を予定していたが、2020年度より新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、長らく調査に行くことができずにいた。しかし、新型コロナウイルス感染症感染防止の措置が緩和され始めた今年度は、インドへの渡航を再開することができた。まだ調査の途中ではあるが、現在はスペシャル・スクールの「学級活動」に焦点を当て、障害児・者がいかに学級活動へ参画していくのか／制約を受けるのか、を中心に調査をしている。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当初より博士論文の執筆を延長するに至ったが、甚大な影響を考慮したとしても順調に研究が進んでいると考えられる。

本研究试图根据印度喀拉拉邦的背景来阐明特殊学校的“包容性”。我特别关注围绕特殊学校就读的各种残障人士（包括残疾人）的类似网络的互动，并讨论由此衍生的特殊学校的可能性。这项研究的特点是基于印度的具体情况，比如低种姓残疾人和残疾女孩比高种姓残疾人和残疾男性更容易受到歧视性待遇，这是一种尝试。以民族志的方式描绘两者之间关系的流动性。为此，我们原本计划在现场进行长期调查，但由于从2020财年开始新型冠状病毒感染的蔓延，我们长期无法进行调查。然而，今年，随着防止新型冠状病毒传播的措施开始放松，前往印度的旅行得以恢复。虽然研究还处于起步阶段，但我们目前关注的是特殊学校的“班级活动”，关注的是残疾儿童如何参与班级活动以及是否受到限制。由于新型冠状病毒感染传播的影响，他的博士论文写作从一开始就被推迟，但即使考虑到严重的影响，也认为研究进展顺利。