ヴァイマル共和国における青少年福祉政策と下層青少年の生活世界

魏玛共和国青年福利政策与下层青年的生活世界

• 批准号: 08710250
• 负责人: 川手 圭一
• 金额: $ 0.58万
• 依托单位: Tokyo Gakugei University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08710250/
• 关键词: 青少年福祉; 青少年育成; 補習学校; 下層青少年

本研究は、ドイツ第二帝政期からヴァイマル期にかけての青少年福祉政策が、下層青少年の生活世界に及ぼした影響を考察したものである.世紀転換期以来、ドイツでは、急速な工業化とこれに伴う都市化のもとで、「危険に晒された青少年」の存在が、社会的な問題になっていた.とりわけ危険視されたのは、14歳で初等教育を終えて不熟練労働に従事する青少年たちであり、彼らに対して教育者、社会改良家、行政当局が青少年福祉政策(青少年育成、青少年保護)を実施していくこととなる.そのさい注目すべきは、もっぱら自治体によって運営される補習学校であった.ここでは、単に専門的な技術教育ばかりでなく、「よき国家公民」をつくるための一般教育が行われ、これらを通じて青少年に対する規律化が進められたのである.この補習学校は、手工業の徒弟制度の伝統をある意味では受け継いでいたが、しかしドイツの工業化の中にあって、明らかに近代的な特徴をもつものであった.本研究では、まず第一にこの補習学校設立の理念、またその教育内容の実態が明らかにされた.他方、本報告では、上記の補習学校による青少年の規律化が、下層青少年の生活世界からみたとき、どのようなものであったのかが考察された.近年、社会史・日常史の研究成果は目覚しいものがあるが、ここでもハンブルク、ベルリンなどでの労働者の生活世界、下層青少年のサブカルチュアが、検討の対象となった.そのさいには、世紀転換期の「ハルプシュタルケ」、ヴァイマル期の「ヴィルデ・クリケン」、さらに第三帝国期の「エ-デルヴァイスピラ-テン」の比較検討が問題となる.

本研究考察了从德意志第二帝国时期到魏玛时期的青年福利政策对下层青年生活世界的影响。世纪之交以来，德国经历了快速的工业化和与之相伴的城市化之下，存在着“高危青年”已成为一个社会问题。那些被认为特别危险的人是那些在14岁完成初等教育并与年轻人一起从事非技术劳动的人。于是，教育者、社会改革者、行政当局就会对这些孩子实施青少年福利政策（青少年发展、青少年保护）。这方面值得注意的是地方政府专门开办的补充学校，而不仅仅是专门学校。不仅提供技术教育，还提供普通教育，以培养“国家的好公民”，并通过这种方式促进年轻人的纪律。从某种意义上说，德国的补习学校继承了手工业学徒制的传统，但在德国工业化进程中，补习学校的创办理念和教育内容的实际状况也得到了明确。在和近年来，社会史和日常史的研究成果显着，但这里也以汉堡、柏林等地的工人生活世界和下层青年的亚文化为研究对象。本期是对世纪之交的“Halbstarke”、魏玛时期的“Wilde Kriken”和第三帝国时期的“Ederweisspiräten”的比较研究。