言語意識史から見た言語変化－１７世紀から１９世紀のドイツ語の文法形式を例として

从语言意识史看语言变迁——以17-19世纪德语语法形式为例

• 批准号: 14J10892
• 负责人: 佐藤 恵
• 金额: $ 0.83万
• 依托单位: Gakushuin University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2014
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2014-04-25 至 2017-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14J10892/
• 关键词: 言語意識; 言語変化; 学校教育; 規範; 書きことば; 話しことば

本年度は、1800年前後の上部（南部）ドイツ語圏における新聞と書簡テクストに関して前置詞wegenの格支配の調査を行った。私自身が作成した「新聞コーパス1750-1850」(総語数約8610万語、総用例数7067)における属格・与格支配の割合を調査したところ、「散文コーパス1520-1870」について確認していたのと同じ傾向性（上部ドイツ語圏における与格出現頻度の高さ、1800年頃を境とした与格の減少）が認められた。一方書簡データとしては、18世紀後半のモーツァルト家の手紙を分析対象とした(総用例数322)。書簡のなかでモーツァルトの父レオポルトは、モーツァルト本人とは異なり、家族以外には（家族宛の手紙よりも）相対的に属格を多く使用していた。レオポルトは教養ある人物で標準語の規範にならったことばを書き、手紙のなかで文法家ゴットシェートに頻繁に言及している。彼が属格を相対的に多く使用したのは、属格支配が正規形であるという意識があったことに由来すると考えられる。つまりwegenの格支配をめぐっては地域的特性だけでなく、書き手の言語規範意識、つまり社会言語学的な要因が大きく関わっていると想定される。新聞と書簡についての研究成果は、ドイツの「都市言語史学会」(2016年9月、ザルツブルク大学)、HiSoPra*研究会(2017年3月、学習院大学)で口頭発表した。また、18・19世紀のドラマにおいて、話し手・聞き手間の社会的身分の違い、心理的距離による属格・与格支配の使い分けが見られることを論じた私の論文が、2016年10月にドイツの言語学専門誌Sprachwissenschaft(Heidelberg)に公刊された。前年度にドイツの言語学専門誌Muttersprache(Wiesbaden)に掲載された私の論文に対して、2017年3月に第14回日本独文学会賞の授賞が決定した。

今年，我们调查了 1800 年左右上层（南部）德语区报纸和书信文本中介词 wegen 的格主导情况。当我调查我自己创建的“报纸语料库1750-1850”（总字数：约8610万字，总用法数：7067）中所有格/与格占主导地位的比例时，我发现它得到了证实在“散文语料库 1520-1870”中观察到了相同的趋势（上德语地区与格出现频率较高，1800 年左右与格减少）。另一方面，对于信件数据，我们分析了18世纪后半叶莫扎特家族的信件（总件数：322件）。与莫扎特本人不同，莫扎特的父亲利奥波德在信中对非家庭成员使用了相对更多的属格（比在给家庭成员的信中）。利奥波德是一位受过良好教育的人，他按照标准的日本标准写作，并在信中经常提到语法学家戈茨乔德。他之所以相对频繁地使用属格，被认为是因为他意识到属格是正常形式。换句话说，我们假设wegen的格优势不仅受到地域特征的影响，而且还受到作者对语言规范的意识，即社会语言学因素的影响。报纸和信件的研究结果在德国城市语言历史学会（2016年9月，萨尔茨堡大学）和HiSoPra*研究小组（2017年3月，学习院大学）进行了口头报告。此外，我的论文于 2016 年 10 月发表，讨论了说话者和听者之间的社会地位差异，以及根据心理距离在 18 世纪和 19 世纪戏剧中使用主格和与格优势。该论文发表在德国语言学杂志 Sprachwissenschaft 上（海德堡）。 2017年3月，我因前一年在德国语言学杂志《Mutterspra​​che》（威斯巴登）上发表的论文，决定获得第14届日本德国文学学会奖。

项目成果

Soziopragmatische Ueberlegungen zur Kasusrektion bei wegen in inszeniert muendlichen Texten des 18. und 19. Jahrhunderts

Soziopragmatische Ueberlegungen zur Kasusrektion bei wegen in inszeniert muendlichen Texten des 18. und 19. Jahrhunderts

• 发表时间: 2016
• 期刊: Sprachwissenschaft (Heidelberg, Germany)
• 作者: 佐藤 恵;Megumi Sato
• 通讯作者: Megumi Sato

「上からの」言語変化と「下からの」言語変化－ 2格支配の前置詞の成立史を例にして

“自上而下”的语言变化与“自下而上”的语言变化——以两种情况为主的介词形成史的例子

• 发表时间: 2015
• 期刊: Sprachwissenschaft Kyoto （京都ドイツ語学研究会）
• 作者: SATO;Megumi;佐藤 恵
• 通讯作者: 佐藤 恵

Die Beethovens und der Kasusrektion der Praepositionen wegen und waehrend in der Zeit von 1520-1870

贝多芬及其在 1520 年至 1870 年时代的预定位和行为的思考

• 发表时间: 2015
• 作者: SATO;Megumi;佐藤 恵;Megumi Sato;佐藤 恵;佐藤 恵;佐藤 恵;Megumi Sato;Megumi Sato;Megumi Sato;佐藤 恵;Megumi SATO;佐藤 恵;佐藤 恵;佐藤 恵
• 通讯作者: 佐藤 恵

Die Entwicklung der Kasusrektion von wegen im Neuhochdeutschen. Mit einer Fallstudie zur Sprachverwendung im Umkreis Beethovens.

在新德意志语中我们的职责的展开。

• 发表时间: 2015
• 作者: SATO;Megumi;佐藤 恵;Megumi Sato;佐藤 恵;佐藤 恵;佐藤 恵;Megumi Sato;Megumi Sato;Megumi Sato;佐藤 恵;Megumi SATO
• 通讯作者: Megumi SATO

『歴史語用論の方法』

《历史语用学方法》

• 发表时间: 2018
• 作者: Susan Fitzmaurice （中安美奈子訳）;青木博史;家入葉子;小野寺典子;川瀬卓;岸本恵実;桐生和幸;佐藤恵（第９章を担当）;新里瑠美子;高田博行;深津周太;藤原浩史;森勇太
• 通讯作者: 森勇太