異文化接触から読み解くフランス・ルネサンス文学―異界の創造と他者性の言語

通过跨文化接触理解法国文艺复兴文学：另一个世界的创造和他者的语言

• 批准号: 24520372
• 负责人: 平野 隆文
• 金额: $ 3.24万
• 依托单位: Rikkyo University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2012
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2012-04-01 至 2015-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24520372/
• 关键词: フランス; ルネサンス文学; 異文化接触; 旅行記; 人類学; 西洋中世近代史; 西洋ルネサンス文学史; ルネサンス期旅行記

本年度は、テヴェ、ド・レリーに加えて、ブリー、サントンジュ、ショーヴトンらの旅行記を収集し、その分析に当たると同時に、それらがルネサンス後期文学に与えた影響についても検証を行った。また、多様な異文化事象との「対決」が、自文化を徹底的に相対化する言語を錬磨する結果となる点は、研究計画にも述べた通りだが、このように世界をその多様性の受託という観点から自作品に引き込んだ、モンテーニュの『エセー』の新たな読解にも多くの時間を割いた。16世紀後半という内戦時に於ける硬直化した「イマジネール」（新旧両教徒に共通する）を、モンテーニュが相対化する手法を、主として言語学的観点から解きほぐそうとした、彼の変幻自在な思考の過程を追っていった。モンテーニュが、多面的価値と共鳴し振動するしなやかな宇宙を、懐疑論と巧みに交差させつつ表象する試みにメスを入れることができたとも換言できよう。特に、「旅行記」という他者との究極的な出会いを、関連文献を渉猟しつつ読解することは、本研究に於ける、最も中核的な部分を占めるものであり、この点での収穫は非常に大きかった。また、ラブレーなどの前期の作家たちの「怪物的な創造力」が、後期のプロテスタントの作家や詩人たちの文学的展開に、複雑な配線で繋がり、新たな文学的結晶へと達した点をも、かなり明らかにできた。この点は、16世紀の前期と後期の文学やパンフレ作品が、「異界」との接触を経た新たな文学創造へと向かっている事実と密接に繋がっており、今後も本研究の核を成すことになるに違いない。なお、以上の成果の一部は、共著で参加した『知のミクロコスモス ― 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』（中央公論新社）に発表した論考に反映されている（研究発表欄を参照のこと）。

今年，除了泰维和德莱里之外，我们还收集并分析了布里、圣东日和肖维东的游记作品，并考察了他们对文艺复兴晚期文学的影响。此外，正如研究计划中所说，与多样化的跨文化现象的“对抗”导致磨练出一种彻底相对化自己文化的语言，他还投入了大量的时间来重新阅读蒙田的“散文”。他从接受委托的角度将其纳入自己的作品中。蒙田多变的思想试图主要从语言学的角度来解开他在16世纪末内战期间使僵化的“想象”（新老基督徒都常见）相对化的方法。我遵循了这个过程。换句话说，蒙田能够对他的尝试进行新的诠释，以表现一个与多方面价值观产生共鸣和振动的柔软宇宙，同时巧妙地与怀疑主义相交。尤其是这个研究最核心的部分，就是在查阅相关文献的同时，以“旅行日记”的形式来阅读与他人的终极邂逅，这是最重要的一点。他还指出，拉伯雷等早期作家的“惊人的创造力”与后来的新教作家和诗人的文学发展有着复杂的联系，从而产生了新的文学结晶。这一点与16世纪前期和后期的文学和小册子作品通过与“另一个世界”的接触而走向新文学的创作密切相关，这将继续成为本研究的核心。我确信它会发生。上述一些结果反映在我合着的《知识的微观世界 - 中世纪和文艺复兴的思想史》（Chuokoron-Shinsha）上的文章中（参见研究报告专栏）。 。

项目成果

「エロ・グロ・ルネサンス」（連載記事）

《Ero-Guro Renaissance》（连载文章）

• 发表时间: 2013
• 期刊: 『ふらんす』（白水社）
• 作者: 金城ハウプトマン 朱美;金城ハウプトマン 朱美;野口芳子;野口芳子;溝井裕一;山本まり子;竹原威滋;金城ハウプトマン・朱美;野口芳子;野口芳子;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;山本まり子;竹原威滋;佐藤伸宏;竹原威滋;佐藤伸宏;ベルンハルト・ラウアー;平野隆文
• 通讯作者: 平野隆文

Strategie culturelle et commerciale du "Prologue" de Pantagruel

庞大固埃“序言”的文化与商业策略

• 发表时间: 2013
• 期刊: 立教大学フランス文学
• 作者: 金城ハウプトマン 朱美;金城ハウプトマン 朱美;野口芳子;野口芳子;溝井裕一;山本まり子;竹原威滋;金城ハウプトマン・朱美;野口芳子;野口芳子;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;山本まり子;竹原威滋;佐藤伸宏;竹原威滋;佐藤伸宏;ベルンハルト・ラウアー;平野隆文;ベルンハルト・ラウアー;Takafumi HIRANO
• 通讯作者: Takafumi HIRANO

ヨーロッパ精神史（共著） 中世から初期近代、そして日本への影響 （平野）「キリストの血と肉をめぐる表象の位相 ― ラブレーからド・ベーズまでの文学と神学の交錯点」

欧洲精神史（合着）：从中世纪到近代早期及其对日本的影响（平野）《关于基督肉与血的表征阶段——从拉伯雷到德贝兹的文学与神学的交叉》 ”

• 发表时间: 2013
• 作者: 平野隆文（ヒロ・ヒライ;小澤実編）;竹原威滋;ベルンハルト・ラウアー;平野隆文（久保田浩編）;鈴木道男;野口芳子;藤田恭子;平野隆文;溝井裕一;藤田恭子;竹原威滋;平野隆文（編者 小澤実）
• 通讯作者: 平野隆文（編者 小澤実）

文化接触の創造力（共著）― （平野担当分）「異文化接触」から生成する文学

文化接触的创造力（合着）——（平野负责）“跨文化接触”产生的文学

• 发表时间: 2013
• 作者: 平野隆文（ヒロ・ヒライ;小澤実編）;竹原威滋;ベルンハルト・ラウアー;平野隆文（久保田浩編）
• 通讯作者: 平野隆文（久保田浩編）

聖餐論を巡る表象の位相 ― 文学と神学の交錯点（ラブレーからド・ベーズまで）

围绕圣礼理论的代表性阶段：文学与神学的交叉（从拉伯雷到德贝兹）

• 作者: 金城ハウプトマン 朱美;金城ハウプトマン 朱美;野口芳子;野口芳子;溝井裕一;山本まり子;竹原威滋;金城ハウプトマン・朱美;野口芳子;野口芳子;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;金城ハウプトマン・朱美;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;野口芳子;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;溝井裕一;佐藤伸宏;山本まり子;竹原威滋;佐藤伸宏;竹原威滋;佐藤伸宏;ベルンハルト・ラウアー;平野隆文;ベルンハルト・ラウアー;Takafumi HIRANO;金城ハウプトマン・朱美;平野隆文;金城ハウプトマン・朱美;林佳世子;Takafumi HIRANO;野口芳子;小杉泰・林佳世子編著;平野隆文（編者 久保田浩）
• 通讯作者: 平野隆文（編者 久保田浩）