日本浄土教における中世神道理論の受容と形成-了誉聖冏著作の研究-

日本净土宗中中世纪神道理论的接受与形成——成神良世著作研究——

基本信息

批准号：
07J04728
负责人：
鈴木英之
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Ibaraki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2009
项目状态：
已结题

项目摘要

報告者は、日本浄土教における中世神道理論の受容と形成の過程を解明すべく、浄土宗の学僧、了誉聖冏(1341～1420)の神道関係著作の研究を行った。本年度は、中世を代表する両部神道書『麗気記』全18巻に対する聖冏の註釈書『麗気記私鈔』『麗気記神図画私鈔』『麗気記拾遺鈔』(以下『私鈔』『神図画私鈔』『拾遺鈔』)の研究を継続しておこなった。とくに『私鈔』『神図画私鈔』における神道図像「神体図」に関する註釈を抽出し、考察を加えた。その結果、聖冏が、『麗気記』に描かれる神体図を「重如月殿」という図像の展開形ととらえ、さらに「重如月殿」図を、両宮不二・両部不二という伊勢神宮の深秘のシンボルとしていたことを明らかにした。これにより、聖冏の神体図註釈が、いわば神学と呼べるほどの高度な思想的営為であったことを明らかにすることができた。上記の研究成果については、論文発表を行った(『日本思想学』41、2009.9)。さらに平成19年度より今年度までの研究成果を博士学位請求論文としてまとめ、早稲田大学に提出し、博士(文学)の学位を取得した。博士論文は平成22年度中の公刊を予定している。

为了阐明中世纪神道理论在日本净土宗中的接受和形成过程，主持人对净土宗学者僧人良世清治（1341-1420）的神道相关著作进行了研究。今年，我们将介绍中世代表的两部神道书籍《灵气》全18卷《灵气师泉》、《灵气新注志剑》、《灵气水剑》（以下简称《灵气水剑》）的成神注解。他继续研究“式线”、“新足线”和“水线”）。特别是，我提取并考虑了“Kitaitsu”和“Shinzuga Kaitatsu”中有关神道图像“Shintaizu”的注释。因此，圣人将《灵气》中描绘的神体形象视为“十鬼更殿”形象的扩展形式，并且“常鬼殿”的形象被称为“良宫富士”。据透露，这是伊势神宫的一个秘密象征。由此可见，圣人对神体意象的诠释是一部思想性很强的著作，堪称神学。我们发表了关于上述研究成果的论文（日本思想研究第41期，2009年9月）。并且，我将2007年至今年的研究成果总结为博士论文，提交给早稻田大学，并获得了博士学位（文学）。博士论文预计于2010年发表。