日本における多文化ソーシャルワーク教育プログラムの構築

在日本建立多元文化社会工作教育计划

基本信息

批准号：
11J09410
负责人：
VIRAG Viktor
金额：
$ 0.77万
依托单位：
Japan College of Social Work
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2011
资助国家：
日本
起止时间：
2011 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

日本社会は文化的に多様化しており、文化的に多様な人々の周縁化や社会的排除がみられる。国内でも、文化的多様性に関するソーシャルワーク教育のグローバル基準に対応した社会福祉教育を確立する必要がある。本研究の目的は、日本における文化的に多様な人々に対応できる能力、即ちカルチュラル・コンピテンス(以下「文化的対応能力」)をもつソーシャルワーク人材の効果的な教育プログラムの構築である。ソーシャルワーカーに求められる文化的対応能力は、異文化間場面において効果的に対応できる実践力を意味し、文化的な認識、知識、技術から成り立っている。平成24年度は、前年度に実施した海外調査と国内調査を基に作成した教育プログラムの検討を行った。本年度の「多文化ソーシャルワーク教育プログラムによる介入研究」では、研究倫理審査後、福祉系学生を対象に2日に渡る集中的な研修を行った。認識について自分と他人の文化に対する気づきを促す参加型アクティビティ、知識について文化に関連する理論と日本の多文化事情の講義、技術について援助過程の各段階における必要な文化的な配慮点の確認を行った。教育プログラムの効果を、文化的対応能力の自己アセスメント・テストによる前後比較を中心に測定した。テストの使用許可を得て翻訳した後、和訳について有識者と協議を繰り返し、日本版の予備調査を実施した。文化的対応能力の全体レベルも、各領域(認識、知識、技術)のレベルも介入後に上昇した。本研究では、ソーシャルワーク教育のグローバル基準に対応しながら、日本における多文化の現状に合った多文化ソーシャルワーク教育プログラムを提案できた。また、文化的対応能力の上昇を期待できる効果を確認した。

日本社会在文化上是多种多样的，边缘化和社会排斥文化多样化的人。在日本，有必要建立符合有关文化多样性的社会工作教育标准的社会福利教育。这项研究的目的是为社会工作人员建立有效的教育计划，他们有能力应对日本文化多样的人，即文化能力（以下简称“文化反应能力”）。社会工作者所需的文化反应能力意味着实用的能力在跨文化情况下有效反应，并且由文化意识，知识和技能组成。 2012年，我们讨论了基于上一年的海外调查和国内调查制定的教育计划。在研究伦理学审查后，对今年的“使用多元文化社会工作教育计划的干预研究”进行了为期两天的福利学生的深入培训。参与式活动，以鼓励对自己和他人文化的认识，对知识和日本多元文化环境的文化相关理论的讲座，并在技术过程的每个阶段审查了必要的文化考虑因素。教育计划的有效性主要是通过使用自我评估测试对文化反应能力进行前后的比较来衡量的。经过允许使用测试的允许翻译后，我们反复与专家讨论了日本翻译，并对日语版进行了初步调查。干预后，文化反应能力的总体水平以及每个领域（意识，知识和技能）的水平也提高了。这项研究能够提出一项多元文化社会工作教育计划，符合社会工作教育的全球标准，同时还符合日本的多元文化状态。我们还证实了文化反应能力预期增加的影响。