域外適用法理における管轄権「拡大」実行の理論的評価基盤の再検討

域外适用原则下实施管辖权“扩大”的理论评价依据再审视

基本信息

批准号：
17730030
负责人：
竹内真理
金额：
$ 0.7万
依托单位：
Okayama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2006
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17730030/
关键词：
国際法管轄権域外適用国際法学

项目摘要

本研究の目的は、域外適用法理の歴史的・理論的展開を辿ることで、管轄権行使の理論的評価基盤を明らかにすることである。研究最終年度である本年度は、受動的属人主義・普遍主義に関する第二次対戦前までの歴史研究に一区切りをつけ(受動的属人主義については成果を公表、普遍主義については近日公表予定)、また、域外適用法理との関係で、個人責任と国家責任が峻別されたことの理論的意義についても研究に着手した。具体的な成果は以下の通り。第一に、歴史研究の結果明らかになったことは、(1)域外の行為を規律すること自体は禁止されているわけではないが、実際の法の適用にあたっては行為地国の領域主権がその制約要因となること、(2)20世紀初頭には、領域国家は個人の行為について直接責任を負わない一方で、域内における侵害行為を防止・処罰する一般的な責任を負うと観念されるようになったこと(領域管理原則)、(3)(2)の下で、領域国が侵害行為を処罰しないことへの対応として、処罰義務違反として国家責任が追及される場合(制裁)と、他の利害関係国が域外管轄権を行使して侵害者を処罰する場合(国家機能の補完)との理論的な機能分化が見て取れること、(4)以上を踏まえるならば、慣習法の発展(受動的属人主義)や侵害法益の重大性(普遍主義)のみで管轄権の根拠を正当化するのは十分ではなく、国家責任論の発展も視野に入れて法理を再構成する必要があるということである。第二に、第二次大戦以降の発展との関連では、個人責任と国家責任の峻別及び両者の関係が重要である。ニュルンベルク以降、個人の「国際」責任概念が登場し、それが今日の普遍主義理論にも影響を与えている。ところが、侵害法益の重大性に重きをおく従来の理論は、国家責任の追及と、個人責任の追及の一形態である普遍主義との関係を曖昧にしてしまっている。歴史研究の成果を踏まえ、両者の関係を今一度再検討する研究に着手した。

本研究的目的是通过追溯域外适用原则的历史和理论发展，厘清管辖权行使的理论评价依据。今年是研究的最后一年，标志着第二次战争之前的被动个人主义和普遍主义历史研究的突破（被动个人主义的结果将发表，普遍主义即将发表），同时也开始了对被动个人主义和普遍主义的研究。个人责任与国家责任之间的明确区别对于域外适用原则的理论意义。具体结果如下。首先，历史研究的结果表明，（1）规范域外行为并不被禁止；（2）在20世纪初， (3) 虽然领土国家对个人的行为不直接负责，但它们被视为对预防和惩罚其领土内的侵权行为负有一般责任（领土管理原则）。根据（2），领土国家。严惩侵权行为。作为对不遵守行为的回应，有两种情况：国家因违反惩罚义务而承担责任的情况（制裁），以及其他利害关系国行使域外管辖权惩罚违法者的情况（国家职能的补充） ) 可见理论函数微分；综上所述，仅仅根据习惯法的发展（被动个人主义）或侵权法益的重要性（普遍主义）来证明管辖权的基础是不够的，国家责任理论的发展是必要的。还考虑到，有必要通过包括以下内容来重组法律原则。其次，就二战以来的事态发展而言，必须区分个人责任和国家责任以及两者之间的关系。纽伦堡之后，个人“国际”责任的概念出现，它仍然影响着今天的普遍主义理论。然而，强调侵权合法利益重要性的传统理论模糊了国家责任追求与普遍主义之间的关系，普遍主义是个人责任追求的一种形式。基于历史研究的成果，我们开始重新审视两者之间的关系。