敗血症時のエンドトキシンによる肝障害とその発生にアポートシスのはたす役割

脓毒症过程中内毒素引起的肝损伤及细胞凋亡在其发展中的作用

基本信息

批准号：
08671366
负责人：
西田俊朗
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

平成8年度研究成果敗血症のモデルとしてエンドトキシン(LPS)のラットへの経静脈的投与モデルを用い、血清中肝逸脱酵素やビリルビン値、TUNEL陽性肝細胞数、肝臓の免疫染色並びに電子顕微鏡、細胞死に関連する蛋白分解酵素の活性化を測定し、LPSによる肝細胞のアポートシスの誘導機構と敗血症に果たす役割を解析し以下の知見を得た。1.LPSを投与すると投与後8時間目を最高に肝小葉全体に散在性のTUNEL陽性肝細胞を認めた。血清中肝逸脱酵素やビリルビン値も同様の傾向を示し、両者はLPS量に対し容量依存性を示た。電顕では、核クロマチンが凝縮し細胞質は縮小化しており、アポートシス小体を認め、クッパー細胞に呑食されている像も多数観察された。2.リソゾームの代表的酵素であるカテプシンB、L(Bは肝細胞、Lはクッパー細胞)を共焦点レーザー顕微鏡を用い免疫組織学的に、又、Western Blotting法にて生化学的に測定すると、何れのカテプシン活性も投与後6〜8時間を最高に、それぞれ肝細胞とクッパー細胞で上昇していた。3.クッパー細胞の活性化の阻害剤-ガドリニウムを前投与するとTUNEL陽性肝細胞数や肝組織並びに血清の変化はLPS非投与群と同様の変化を示した。4.細胞死の際の細胞質プロテアーゼの活性化をICE、Nedd-2、CPP32-like protease activity(CPP)の活性化で測定すると、CPP活性のみがTUNEL陽性肝細胞数に一致しLPS投与後上昇していた。CPP活性の上昇はガドリニウム前処置にてほぼ完全に抑制された。活性化クッパー細胞より分泌されるTNFαの投与により肝細胞にCPP活性が上昇しアポートシスを生じた。以上の結果より、エンドトキシンはクッパー細胞より分泌されるTNFαを介して肝細胞にアポートシスを誘導し、敗血症時の肝障害の要因となりうることが示唆された。

1996年的研究结果使用对大鼠静脉注射内毒素（LPS）的脓毒症模型，对血清肝酶和胆红素水平、TUNEL阳性肝细胞数量、肝脏免疫染色、电子显微镜和细胞死亡进行了测量。研究人员对相关蛋白水解酶进行了研究，分析了LPS诱导肝细胞凋亡的机制及其在脓毒症中的作用，得到以下研究结果。 1.当给予LPS时，观察到TUNEL阳性肝细胞分散在整个肝小叶中，在给药后8小时达到最高水平。血清肝酶和胆红素值表现出相似的趋势，且均表现出对LPS量的剂量依赖性。电子显微镜显示核染色质浓缩、细胞质减少、凋亡小体以及许多细胞被库普弗细胞吞噬的图像。 2.组织蛋白酶B和L（B：肝细胞，L：库普弗细胞）是溶酶体的代表性酶，使用共聚焦激光显微镜进行免疫组织学测定，并使用Western Blotting方法进行生化测定。所有组织蛋白酶的活性在6至8小时后达到峰值。给药后，肝细胞和库普弗细胞分别增加。 3.预给予库普弗细胞活化抑制剂钆时，TUNEL阳性肝细胞数以及肝组织和血清的变化与未给予LPS组相似。 4. 当通过 ICE、Nedd-2 和 CPP32 样蛋白酶活性 (CPP) 的激活来测量细胞死亡过程中细胞质蛋白酶的激活时，只有 CPP 活性对应于 TUNEL 阳性肝细胞的数量，并且在 LPS 给药后增加我正在做。 CPP活性的增加几乎完全被钆预处理所抑制。给予活化的库普弗细胞分泌的 TNFα 可增加 CPP 活性并引起肝细胞凋亡。上述结果提示，内毒素通过库普弗细胞分泌的TNFα诱导肝细胞凋亡，可能是脓毒症时肝损伤的一个因素。