更新世末における人類の行動パターンとその領域に関する研究

更新世末人类行为模式及其领域研究

基本信息

批准号：
07J07139
负责人：
芝康次郎
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Tohoku University (2008)Kumamoto University (2007)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究における研究目標は、更新世末における人類の行動形態の解明とその意義付けである。今年度の研究成果は、(1)九州全域を対象とした細石刃期の行動研究、(2)他地域石器群との比較による九州細石刃石器群の評価、(3)細石刃の機能に関わる研究である。では、行動パターンの時空間的な変化を明らかにした。空間的には、石器技術と石材利用の差異から大きく南と北に区分され、またそれぞれの東西においても別集団の領域であるとし、時間的には、前半段階における画一性の高い技術とコアリダクション型の石材消費戦略に支えられた長距離移動型の行動パターンから、後半期における製作コストの抑えられた柔軟な石器製作とネットワーク化された遺跡間関係へという変化が導き出された。そして、この行動パターンを支えたのは、石器技術に対応した良質黒曜石の需要がその一端であることを想定した。このような行動パターンは九州では認められるが、他地域では必ずしも認められない。この相違の背景には石器技術系統と資源構造などの差異があるものと考えられる((2))。これに加えて明らかにしたのは、細石刃の機能的多様性である((3))。従来細石刃は植刃器の刃部として単一的な機能が想定されていたが、使用痕分析によれば多様な使用方法が明らかとなりつつある。これは、単に1遺跡の中でこうした差異が存在するだけでなく、地域ごとに異なった使用方法、すなわち地域的多様性が存在していた可能性を提起しうる。こうした行動研究は、石器の編年研究と比較してほとんど議論されていないが、石器の背後にある人間行動の本質を明らかにする点で、本来最も取り組むべき研究である。本研究は、技術と石材利用、石器機能の分析からこれを体系的に論じた点で重要である。

这项研究的研究目标是在更新世结束时澄清并发挥其人类行为的意义。今年的研究结果是（1）在涵盖整个九州地区的石叶片期间的行为研究，（2）通过将其与其他本地石材工具进行比较，评估京胡子石叶片石叶片组，以及（3）与石叶片功能有关的研究。我们已经阐明了行为模式的时空变化。从空间上讲，石材工具技术和石材使用之间的差异在很大程度上分为南部和北部，并且也分为每个东西方的单独组。就时间而言，上半场高度统一技术支持的长距离移动行为模式和核心减少型石材工具的消耗策略导致下半年的变化，这是柔性石工具生产，生产成本降低和网络间间的间隔关系。假定这种行为模式得到了对高质量黑曜石的需求的支持，这与石材工具技术相对应。这种行为模式在九州得到了认可，但不一定在其他地区。这种差异的背景被认为是由于石材设备技术系统和资源结构（（2））的差异所致。我们还揭示了细石叶片的功能多样性（（（3））。从惯例上讲，一个细小的石叶片本来可以作为刀片播种机的刀片部分具有单个功能，但是对使用标记的分析已经明确表明，各种用途都变得越来越清楚。这可能会增加可能性不仅存在于单个站点中的这些差异的可能性，而且可能存在不同的用途，即区域多样性等。尽管与对石工具的年度研究相比，这些行为研究几乎没有被讨论，但实际上，它们是揭示石工具背后人类行为本质的最重要研究。这项研究很重要，因为它通过分析技术，石材使用和石材工具功能来系统地讨论这一点。