南アフリカにおける植民都市の計画理念とその空間構成に関する研究

南非殖民城市规划理念与空间构成研究

基本信息

批准号：
03J02498
负责人：
佐藤圭一
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Ritsumeikan University (2005)The University of Shiga Prefecture (2003-2004)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至 2005
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J02498/
关键词：
南アフリカ:オランダアパルトヘイト空間構成ボーア人アフリカーナー植民都市セグリゲーションゾーニング南アフリカ都市計画人種隔離集団地域法ピーターマリッツバーググリッド・パターンケープタウンディストリクト・シックス

项目摘要

研究課題の最終実施年度にあたり研究成果の取りまとめを行った。初年度は、ボーア人の建設したピーターマリッツバーグに焦点をあて、形成過程及び計画寸法体系を明らかにし、次年度には、その変容過程と人種隔離制度が与えた影響について考察を行った。それらの研究成果を元に、本年度はさらに南アフリカ内陸植民都市の計画理念と空間構成に関する分析・考察をすすめ、南アフリカの都市計画理念を明らかにすると共に、ポスト・アパルトヘイトに対する知見を得た。人口登録法と集団地域法が制定された1950年以降の南アフリカの都市空間は、混住地区や異人種の通過さえ認めない完全なセグリゲーションを目指したものであり、それ以前の計画的に隔離されているが曖昧な部分を残したそれ以前の都市空間とは全く次元の異なるものであった。アパルトヘイトの都市計画理念は、各人種毎の地区を分離、純化し、最低限に統合することであった。都市空間を分離し、純化するゾーニングの手法はセグリゲーションを強化する役割を果たした。しかし、アパルトヘイト崩壊の歴史が示すように、制度的に隔離された居住空間は否定されるべきものであり、居住の自由を積極的に表現した都市計画が必要と考えられる。再編計画においては、住宅地の歴史を抹消する近代都市計画的な手法を否定し、人種の問題として矮小化することなく、従前居住者の記憶や動向を重視することが極めて重要と考える。今後の研究展開として、ポスト・アパルトヘイトの現在でも残る高度に隔離された南アフリカの都市空間に対する具体的な再編計画の策定のために、人種隔離関連法の実効が都市空間に如何なる影響を与えたのか調査分析をすすめる予定である。

我们在研究项目的最后实施年整理了研究成果。第一年，我们聚焦于布尔人建立的彼得马里茨堡，厘清其形成过程和规划维度体系。第二年，我们思考其转型过程以及种族隔离制度的影响。基于这些研究成果，今年我们进一步分析和思考了南非内陆殖民城市的规划理念和空间构成，厘清了南非的城市规划理念，洞察了后种族隔离时代的城市规划理念。 1950年《人口登记法》和《群体区域法》颁布后，南非的城市空间以完全隔离为目标，甚至不允许混合居住区或其他种族的人通行，而此前就存在有计划的隔离。与之前的城市空间是完全不同的维度，有一些模糊性。种族隔离的城市规划理念是分离、净化和最低程度地整合各个种族的社区。分隔和净化城市空间的分区方法有助于加强隔离。然而，正如种族隔离制度崩溃的历史所表明的那样，制度上隔离的居住空间应该被拒绝，积极表达居住自由的城市规划被认为是必要的。我认为，在重组计划中，拒绝抹杀居住区历史的现代城市规划技术，强调前居民的记忆和趋势，而不是将其视为种族问题，是极其重要的。作为未来的研究进展，为了为南非在后种族隔离时代仍然存在的高度隔离的城市空间制定具体的重组计划，我们将调查种族隔离相关法律的实施如何影响我们的城市空间。计划对情况是否如此进行研究和分析。