2002年朝鮮半島における豪雨洪水土砂災害に関する調査研究

2002年朝鲜半岛暴雨洪水和山体滑坡研究

基本信息

批准号：
14800007
负责人：
寶馨
金额：
--
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Special Purposes
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

8月末から9月2日にかけて台風15号による豪雨のため、朝鮮半島東部を中心として甚大な水災害が発生した。韓国北東部の江陵市では8月31日までの間に総降雨量871mmという韓国史上最大値を記録し、それによって発生した土砂・洪水災害により246名の死者・行方不明者発生するという韓国における台風災害としては過去最大の被害となった。本調査研究では、わが国と気候・風土・地形・生活形態・人口密度などの条件が極めて類似した地域で、なぜこのような人的被害の大きい水災害が発生したのかをあきらかにするために、韓国北東部太白山脈東側の江陵市と三陟市の都市域、およびその上流域の山腹地域における豪雨災害、韓国中部錦河上流の茂朱郡における河道・土砂災害、洛東江流域の河道災害を対象とし、豪雨・洪水・氾濫・土砂流出による被災形態の現地踏査、ヒアリング調査、豪雨防災情報の整備状況に関する情報収集を実施し、韓国全域の被災状況を衛星リモートセンシングを利用して抽出することを試みた。また、韓国水資源公社(KOWACO)、韓国気象局(KMA)と協力して、8月後半から9月前半にかけての韓国北東部を中心とした地域の降水量、レーダー雨量、河川流量などの水文観測データの収集を行った。こうした現地被災調査とデータ収集に基づき、以下の研究項目を実施した。(1)豪雨の気象力学的・気侯統計学的解析と予測。(2)土地被覆条件と災害生起の関係の解明。(3)洪水流出・氾濫特性の日韓比較。(4)土砂地盤災害発生メカニズムの究明。(5)水災害とその予測の社会への影響評価。

8月底至9月2日，15号台风引发的强降雨，导致朝鲜半岛东部地区发生严重水灾。韩国东北部江陵市截至8月31日录得韩国历史最高总降雨量，达871毫米，引发山体滑坡和洪水，造成246人死亡和失踪，是有史以来最严重的台风灾害。本研究旨在阐明为何在气候、地形、地形、生活方式、人口密度等条件与日本江陵市、三陟市暴雨灾害极为相似的地区，会发生这种造成巨大人员损失的水灾。韩国东北部太白山脉东侧城市及其上游山腰地区针对中部锦江上游茂朱郡河道和滑坡灾害以及洛东江流域河道灾害，对暴雨、洪水、溢流、滑坡等灾害类型进行现场勘察和听证调查，我们收集了有关暴雨灾害预防信息发展状况的信息，并尝试利用卫星遥感提取韩国各地的灾害情况。此外，我们还与韩国水资源公社（KOWACO）和韩国气象厅（KMA）合作，在8月下旬至9月初对韩国东北部地区进行了降雨量、雷达降雨量、河流流量等水文数据。我们收集了观察数据。基于这些现场损害调查和数据收集，我们进行了以下研究项目。（1）气象大气暴雨统计分析与预测。 (2)阐明土地覆盖状况与灾害发生的关系。 (3)日韩洪水径流和洪水特征比较。（4）滑坡、地面灾害发生机制调查。（五）水灾害社会影响评估及预测。