言語の事象構造に関するアジア諸言語を主とした対照言語学的研究

以亚洲语言为中心的语言事件结构的对比语言学研究

基本信息

批准号：
13610649
负责人：
上原聡
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Tohoku University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

研究計画の初年度に当たる平成13年度には、まず主に動詞意味論、特に結果構文に関する記述的なデータの収集作業を始め、そのデータにもとづいた汎言語的に適用可能な結果構文の定義の設定・検証を進めた。データには、文献資料としてアジア諸言語を中心に多言語の記述文法書(reference grammar)、個別言語あるいは複数言語の結果構文に関する研究論文、更に事象構造の言語類型に関する文献を精力的に収集し、これらから関連する用例を収集、また母語話者インフォーマントからも収集し、パソコンを使ってのデータベース構築を考案した。本研究の中心的な課題である結果構文の定義の設定・検証は、言語類型論的手法を用い、個別言語のパターンの多様性を尊重しながら汎言語的定義の検証修正をくり返し、プロトタイプ構造をベースとした概念規定を目指して一定の成果を得ている。さらに、プロトタイプ的な定義をもとに、各言語間の結果構文の類似点・差異を指摘し、類型化を始めた。また、個別言語の多様性がいかなる要因(の組み合わせ)で説明できるかを考察し、各個別言語の事象構造に関する仮説を検証している。研究代表者である上原は、この作業の間、定期的に海外共同研究者には電子メールで(必要な時は打ち合せに海外へ赴いて)連絡を密にしながら、研究分担者の進行状況を把握するとともに、研究分担者間の情報交換を円滑にし、各自が研究全体を常に眺め渡せるよう努めた。部分的な研究の成果を海外の学会でも発表した。

在研究计划的第一年，我们首先收集主要基于动词语义的描述性数据，尤其是关于结果语法，然后根据数据进行设置和验证泛泛适用结果语法的定义。数据包括用于多语言描述性语法的参考语法，主要是亚洲语言，有关个人或多种语言的结果语法的研究论文，以及有关事件结构的语言类型的文献，并从这些语言的类型中，以及从这些语言的人和母语人士的信息中收集了相关示例，以及使用计算机构建数据库。这项研究的核心问题是使用语言类型学技术设置和验证结果语法的定义，并反复验证和修改拼凑型定义，同时尊重单个语言中模式的多样性，以实现某些结果，旨在创建基于原型结构的概念规定。此外，根据原型定义，我们指出了语言之间的结果语法的相似性和差异，并开始键入它们。此外，我们研究了解释单个语言多样性的因素（组合），并检查有关每种语言事件结构的假设。在这项工作中，首席调查员Uehara定期通过电子邮件与海外合作者联系（如有必要，出国参加会议），掌握研究伙伴的进步，并促进研究合作伙伴之间的信息交流，以便每个人都可以始终研究整个研究。部分研究的结果也在海外学术会议上提出。