「満洲国」統治と東アジアにおける植民地の構造連関-政策と民族問題の視点から-

伪满洲国统治与东亚殖民地的结构性关系——从政策与民族问题的角度——

• 批准号: 01J03099
• 负责人: 田中 隆一
• 金额: $ 2.3万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2001
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2001 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-01J03099/
• 关键词: 満洲国; 帝国日本; 朝鮮植民地支配; 在満朝鮮人; 朝鮮総督府; 関東軍; 日本帝国主義; ハルビン; 帝国; 中国朝鮮族; 中国近代史

本研究の目的は「満洲国」統治を植民地帝国日本のなかに構造的に位置づけることにある。特に、治外法権撤廃措置を中心とする「満洲国」統治機構の形成、「満洲国民」の創出と「在満朝鮮人」問題、「日本海ルート」と異法域統合をめぐる帝国日本の統治構造を考察の基軸に据え、植民地朝鮮との構造連関を中心に、日本の帝国支配における「満洲国」統治の特色とその諸矛盾を解明しようとするものである。本年度は「満洲国民」創出の試みとその挫折の経緯について、教育・国籍・兵役に関する「在満朝鮮人」政策をめぐる朝鮮総督府と関東軍の対立を中心に検討し、「五族協和」(日・朝・漢・満・蒙)というスローガンのもと表面的には多民族共存を掲げた「満洲国」統治と、「内鮮一体」の原則の下、朝鮮人の民族抹殺政策を遂行しようとした植民地朝鮮における「皇民化」政策との矛盾を明らかにした。またあわせて、「在満朝鮮人」の「対日協力」の諸相をハルビン朝鮮人会と「満洲国」協和会朝鮮人分会の「対日脇力」を事例に検討した。現存する統計資料では、1930年代を通して、ハルビン総人口に占める朝鮮人の割合は1パーセント強を占めるに過ぎない。その大多数はアヘン・麻薬に関わる「不正業者」といわれ、社会的には最下層に位置していた。ハルビン朝鮮人会や「満洲国」協和会ハルビン朝鮮人分会の指導者はかつての「反満抗日」運動の帰順者であり、彼らの活動が民族分裂政策の一翼を担うものであったことは明らかである。しかしながら同時に、彼らは関東軍とともにアヘン・麻薬に関わる「不正業者粛正工作」を実施する一方、転職紹介や救療事業、貧困者の生活補助などの社会事業に従事していたことなどを明らかにした。

本研究的目的是从结构上将满洲国统治定位在日本殖民帝国的内部。特别是以废除治外法权措施、制造“满洲国民”和“满洲朝鲜人”问题为中心的“满洲国”治理结构的形成，以及日本帝国对“满洲海”的治理。本研究以结构为研究核心，试图阐明日本帝国统治下的满洲国统治特征及其各种矛盾，重点关注其与殖民地朝鲜的结构关系。今年，我们将审视创建“满洲民族”的尝试及其失败，重点关注朝鲜总督府与关东军之间围绕“满洲朝鲜人”教育政策的冲突，国籍和兵役情况（日本、朝鲜、中国、满族、孟族）。殖民朝鲜的“帝国”打着表面上主张多民族共存的口号，试图以“朝鲜一体化”为原则推行消灭朝鲜人民的政策，这暴露了与“朝鲜半岛一体化”的矛盾。民主化”政策。与此同时，利用哈尔滨朝鲜人协会和朝鲜分会的“对日并肩力量”，对“满洲朝鲜人”的“对日合作”进行了各个方面的审查。 “满洲国”协会。现有统计数据显示，整个20世纪30年代，朝鲜族仅占哈尔滨总人口的1%多一点。据称，他们中的大多数是从事鸦片和毒品生意的“骗子”，处于社会最底层。哈尔滨朝鲜人协会和满洲国协会哈尔滨朝鲜人分会的领导人都是前“反满抗日”运动的叛逃者，他们的活动在民族分裂政策中发挥了作用。很清楚。但与此同时，有消息透露，他们在与关东军合作开展“铲除鸦片毒品非法经营者行动”的同时，也从事就业安置、医疗救助等社会工作。和对贫困人口的生计支持。

项目成果

田中隆一: "「満洲国民」の創出と「在満朝鮮人」問題"東アジア近代史. 6. 28-42 (2003)

田中龙一：“‘满洲人’的产生与‘满洲朝鲜人’的问题”，《东亚近代史》，6. 28-42 (2003)。

田中隆一: "「満洲国」と日本の帝国支配"歴史科学. 173. 13-22 (2003)

田中龙一：“‘满洲国’与日本帝国统治”《历史科学》173. 13-22 (2003)。

田中隆一: "「満洲国民」の創出と「在満朝鮮人」問題"東アジア近代史. 第6号(6月予定). (2003)

田中龙一：“‘满洲人’的产生和‘满洲朝鲜人’的问题”，《东亚现代史》第6期（预定6月）。

田中隆一: "「満洲国」と日本の帝国支配"歴史科学. 173号(6月予定). (2003)

田中龙一：“‘满洲国’与日本帝国统治”《历史科学》第173期（预定6月）。