南インド・タミルナードゥにおける大衆的「バクティ」の成立と初期の展開

流行的“Bhakti”在印度南部泰米尔纳德邦的建立和早期发展

• 批准号: 10610017
• 负责人: 山下 博司
• 金额: $ 1.6万
• 依托单位: Tohoku University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 2000
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10610017/
• 关键词: バクティ; タミルナードゥ; ヒンドゥー教; 南インド; タミル語; タミル文学; インド思想; ナーヤナール; シヴァ派; ヴィシュヌ派; アールワール; ナーヤンマール(ナーヤナール)

今年度は、前年度の成果をもとに、初期のバクティ運動がどのような文化的・思想的背景のもとに興隆し、どのような担い手に担われ、それ以降の展開を遂げていったかについて考究した。具体的には、初期のバクティの詩人たち(7世紀から9世紀に生きたナーヤナールたちやアールヴァールたち)の出自、出身地、詩作の場所などを、各宗教詩文学作品から丹念に抜き出し、年表、地図などの具体的資料の上で跡づけ、初期のバクティ運動の経緯について、実証的に親展のあとを辿った。上の成果は、タミル語の文献を精読し、出来る限り和訳を施す作業を通じて得られたものである。この成果をもとに、1999年には、日本南アジア学会設立10周年記念叢書の一環としてインド・デリーのインド学系出版社マノーハルから刊行された、辛島昇東京大学名誉教授の編になる英文の研究書に論文を寄稿した。これは、初期のバクティが興る直前の南インド・タミルナードゥ地方の宗教事情を、古典タミル語文献をもとに考察したものである。

今年，我们将在前一年的成果的基础上，探讨早期巴克提运动蓬勃发展的文化和思想背景，什么样的领导人进行它，以及它从那时起如何发展。具体来说，我们通过追踪早期巴克提诗人（生活在七世纪至九世纪的纳亚纳尔人和阿尔瓦尔人）各自的宗教诗歌和文学作品中，仔细提取了他们的起源、出生地和诗歌地点，例如：通过表格和地图，他凭经验追溯了早期巴克提运动的历史。上述成果是通过仔细阅读泰米尔文献并尽可能将其翻译成日语而取得的。基于这些成果，1999年，德里印度研究出版社马诺哈尔出版了由东京大学名誉教授辛岛登编辑的英文版，作为纪念印度教研究所成立十周年系列丛书的一部分。日本南亚研究会贡献了一篇研究论文。这是对印度南部泰米尔纳德邦地区在早期巴克提兴起之前的宗教状况的研究，以古典泰米尔文献为基础。

项目成果

辛島 昇: "歴史の旅-南インド"山川出版社. 210 (1999)

辛岛登：《历史之旅——南印度》山川出版社210（1999）。

Noboru Karashima: "Kingship in Indian History"Manohar. 271 (1999)

辛岛登：“印度历史上的王权”马诺哈尔。

山下博司: "密教と南インド-古代インドの地域区分の問題にも触れて-"密教文化研究所紀要. 別冊2号. 189-208 (2000)

山下浩：《密教与南印度——浅谈古印度的地区划分问题》密宗文化研究所通讯特刊第2期。189-208（2000）。