意識下動物における脳の微細血管の直視下連続的観察法の開発

清醒动物脑微血管连续直接观察方法的建立

基本信息

批准号：
08558086
负责人：
堀田晴美
金额：
$ 5.95万
依托单位：
Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至 1997
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、細動脈から毛細血管まで大脳皮質や海馬などの脳内の種々の部位の微細血管を連続的かつ定量的に観察する方法を開発することを目的とする。本年度は、意識下動物を用いて、最近開発されたデジタルマイクロスコープを用いて、大脳皮質表面の微細血管を連続的に観察する方法を開発し、種々の生理的刺激を加えた際の、大脳皮質表層血管径の変化を観察し、本方法の生理実験への有効性を明らかにした。1.麻酔下でWistar系ラットの側頭部頭蓋骨に両側性に外径6mmのステンレス製パイプを歯科用セメントで装着した。装着したパイプを用いて脳定位固定装置にラットを固定し、頭蓋骨に4x9mmの穴を開け硬膜を切除し、脳表血管を観察するための窓を開けた。ラットの頭部をパイプで脳定位固定装置に、胴体をサポーターで実験台に安定に固定した。脳の表面の血管にデジタルマイクロスコープの焦点を合わせ、連続的にビデオテープに記録した。ラットの麻酔がさめたのちにデジタルマイクロスコープの倍率1000倍で、直径5-36μmの血管径の変化を連続的に観察することができた。2 脳血管を拡張させることが知られている6%の炭酸ガス吸入刺激1分間を行うと、直径14-27μmの血管の直径はいずれも刺激後30秒で約130-140%に増大した。次に生理的な刺激として、ラットの後肢に1Hzでブラシでこする刺激を2分間加えた。その結果、刺激後1分後に、直径5μmの血管は約130%に、直径15μmの血管は約110%に、直径36μmの血管は約106%に、それぞれ直径が増大した。以上の結果から、デジタルマイクロスコープを用いることにより、意識下動物の脳表面の血管の変化を連続的に観察し、種々の刺激に対する反応を研究することに対応できることが明らかとなった。

这项研究的目的是开发一种方法来连续定量地观察大脑各个部位的微血管，例如大脑皮层和海马体，从小动脉到毛细血管。今年，我们开发了一种使用最近开发的数字显微镜在有意识的动物中连续观察大脑皮层表面微血管的方法，我们观察了皮层浅层血管直径的变化，并阐明了该方法在生理实验中的有效性。 1.使用牙科粘固剂麻醉下，将外径为6mm的不锈钢管连接到Wistar大鼠的双侧颞颅骨上。使用附管将大鼠固定在立体定位仪中，在头骨上打4×9毫米的孔，除去硬脑膜，开窗观察脑表面血管。使用管子将大鼠的头部稳定地固定在立体定位仪上，使用支架将躯干稳定地固定在实验台上。用数码显微镜聚焦大脑表面的血管，并连续记录在录像带上。大鼠麻醉苏醒后，我们能够使用放大倍数为1000倍的数码显微镜连续观察直径为5至36μm的血管直径变化。 2 当施加已知可扩张脑血管的 6% 二氧化碳气体的 1 分钟吸入刺激时，所有直径为 14-27 μm 的血管的直径在 30 年内增加到约 130-140%。刺激后几秒。接下来，作为生理刺激，用刷子以1Hz摩擦大鼠后爪2分钟。结果，刺激一分钟后，直径为5μm的血管直径增加了约130%，直径为15μm的血管直径增加了约110%，直径为36μm的血管直径增加了约106% 。从以上结果可以看出，通过使用数码显微镜，可以连续观察有意识的动物大脑表面血管的变化，并研究对各种刺激的反应。