2023年トルコ南部の地震と災害に関する総合調査

2023年土耳其南部地震灾害综合调查

基本信息

批准号：
22K21372
负责人：
楠浩一
金额：
$ 26.79万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Special Purposes
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-17 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

現地調査として、調査団を組織して被災地に赴き、建物・地盤・土木構造物の被害状況を確認し、日本とトルコの被災度区分判定を実施した。また、免震病院や工場の継続使用性、法制度、復興計画についても調査を実施した。社会基盤構造物の被害について、公開情報を用いて発生個所を特定し、それぞれの被害要因を強震動、地表断層変位、地すべり、液状化等に分類した。加えて、2023年3月中旬に今回の地震の被災地域内の21地点に強震計を設置し、臨時強震観測を開始した。また、既往の強震記録の解析結果再整理を行い、被災地域の強震観測点での地盤増幅特性の特徴を明らかにした。地震に関して、ALOS-2衛星を用いた干渉解析・ピクセルオフセット解析を用いて本震および顕著な余震にともなう地表変形を抽出し、それぞれの地震の滑り分布や応力変化量を求めた。さらに、建物被害判読の準備を行った。また、ネバダ大学が公開するGNSS座標値データを利用して、M7.8、M7.5の両地震を合わせた地震時地殻変動と地震後地殻変動のパターンが似ていることを確認した。震源地周辺の地殻・最上部マントルの詳細構造把握に向けて、現地の観測波形の収集を行うとともに、予備解析に着手した。また、2023年度での調査実施を目指し、トルコ側研究者とオンライン等で打ち合わせを行った。災害に関して、主に避難生活支援を中心とした被災者支援政策に着目し、その実態を各種資料及び国際機関の報告書から把握・整理した。仮設住宅・仮設建築の情報についての情報収集を行い、病院・避難所・住宅等に多様な仮設住宅が利用されていることを明らかにした。また、高解像度のMAXARオープンデータ(LINK)と機械学習アルゴリズムを使用して、倒壊した建物や大きな損傷を受けた建物の被害把握（マッピング）を行い、迅速な緊急対応をサポートするために、速報結果をオンラインで公開した。

作为现场调查的一部分，日本和土耳其组织了调查组前往受灾地区，确认建筑物、地面和土木工程结构的受损情况，并评估受损程度。我们还调查了地震隔离医院和工厂的持续使用、法律体系和恢复计划。对于社会基础设施的损坏，我们利用公开信息确定了发生的地点，并将每个损坏因素分为强地震动、地表断层位移、滑坡、液化等。此外，2023年3月中旬，在最近一次地震影响地区的21个地点安装了强震监测仪，并开始了临时强震观测。此外，我们重新整理了以往强震记录的分析结果，明确了受影响区域强震观测点的地面放大特征。对于地震，我们利用ALOS-2卫星进行干涉分析和像素偏移分析，提取与主震和重大余震相关的地表形变，并计算每次地震的滑移分布和应力变化。此外，还准备破译建筑物的损坏情况。此外，利用内华达大学发布的GNSS坐标数据，证实M7.8和M7.5地震震中和震后的地壳变形模式相似。为了了解震中周围地壳和上地幔的详细结构，我们收集了现场观测波形并开始了初步分析。此外，我们还与土耳其研究人员举行了在线会议，目标是在 2023 年进行调查。灾害方面，我们重点关注灾民救助政策，主要是对疏散生活的救助，从各种资料和国际组织的报告中掌握和整理实际情况。收集了有关临时住房和建设的信息，发现各种临时住房被用于医院、疏散中心、住宅等。此外，高分辨率MAXAR开放数据（LINK）和机器学习算法用于绘制倒塌或严重受损建筑物的损坏情况，并提供快速警报以支持快速应急响应。结果已在线发布。