対象牙質接着における接着界面構造と接着機構の解明

阐明目标牙本质粘附中的粘附界面结构和粘附机制

基本信息

批准号：
07771860
负责人：
根津尚史
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1995
资助国家：
日本
起止时间：
1995 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

象牙質に対するレジン性接着剤の接着に化学結合がどの様に関与するかを検討するために、象牙質表面に濡れ性を高める接着性モノマーの象牙質ヒドロキシアパタイト(HA)への結合を、モデル系との対比により考察した。象牙質試料としては抜去、抜髄した牛下顎切歯を用い、研磨により露出させた象牙質新鮮面に対して、4-methacryloyloxyethyltrimellit anhydride(4-META)、メタクリル酸メチル(MMA)を主成分とするレジン性接着剤を塗布し、象牙質接着面についてX線光電子分光法(ESCA)による分析を行った。分析元素は、この実験系ではHAにのみ含まれるCaで、接着面をアルゴンイオンビームエッチングをしながら、Ca外殻電子の結合エネルギーを逐次測定した。その結果、エッチングが進むにつれてESCAのスペクトルで観測された低エネルギー側バンドの強度が減少、高エネルギー側バンドの強度が増加した。一方、象牙質のHAと4-METAの化学結合を想定して、フタル酸カルシウム(CaPA)を結合状態のモデル物質とした。このモデル物質について赤外吸収およびESCA測定を行い、水溶液について紫外可視吸収の測定を行った。その結果、1.フタル酸カルボキシル基の赤外吸収からはCa2+のCOO-への結合が示唆された。2.CaPAとHAのESCAスペクトルはそれぞれ象牙質接着面のエッチング前および後でのスペクトルと対応した。3.紫外可視吸収については、フタル酸ベンゼン環の吸収帯の青方シフトと強度減少より、フタル酸COO-とCa2+の結合が示唆された。象牙質接着面およびモデル系のESCA分析と、モデル系でのCa2+とCOO-の相互作用の検討より、4-METAを含むMMA系接着剤を用いた象牙質への接着においては、接着界面での4-METAとHAの化学結合が寄与していることが明らかになった。しかし象牙質中の有機物成分と接着剤との相互作用についても検討する必要がある。

为了研究化学键如何参与牙本质与牙本质的粘附，与模型系统相比，检查了粘合剂单体与牙本质表面上的润湿性与牙本质羟基磷灰石（HA）的结合。作为牙本质样品，提取并散发牛的下颌切牙，并含有4-甲基丙烯酰氧甲基乙基甲基三甲基甲基甲基酸酐（4-META）和甲基丙烯酸甲酯（MMA）的粘性粘合剂，并通过抛光表面和甲状腺表面（x-Ray）x-Rays extry（x-Ray）应用于新鲜的牙本质表面。分析元件是Ca，仅在该实验系统中包含HA中，并且在粘合表面被顺序测量外壳壳电子的结合能进行测量。结果，在ESCA频谱中观察到的低能侧带的强度降低，并且随着蚀刻的进行，高能侧带的强度增加。另一方面，假设牙本质HA和4-meta之间的化学键，将邻苯二甲酸钙（CAPA）用作键合状态的模型材料。该模型材料被测量红外线和ESCA，并在水溶液中测量紫外线可见吸收。结果，1。邻苯二甲酸羧酸盐组的红外吸收表明Ca2+与COO-的结合。 2。CAPA和HA的ESCA光谱分别与牙本质粘合表面蚀刻之前和之后的光谱相对应。 3。关于紫外可见的吸收，苯甲酸苯环的吸收带的蓝移和减少表明COO-和Ca2+邻苯二甲酸酯之间的键。从对牙本质粘附表面和模型系统的ESCA分析以及在模型系统中检查Ca2+与COO-之间的相互作用，可以发现，在粘附界面上4-Meta和HA之间的化学键有助于使用含有4-META的MMA粘合剂牙本质的粘附。但是，还必须考虑牙本质中的有机成分与粘合剂之间的相互作用。