TGFβの徴量持続肝内投与による肝線維化と免疫グロブリン産生におよぼす影響

持续肝内给予TGFβ对肝纤维化和免疫球蛋白产生的影响

基本信息

批准号：
06770382
负责人：
吉川正英
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Nara Medical University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1994
资助国家：
日本
起止时间：
1994 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06770382/
关键词：
TGFB 肝線維化免疫グロブリン産生

项目摘要

肝硬変では、肝の線維化が進行して肝小葉の改築をきたすが、血清学的には高免疫グロブリン血症が認められる。近年、肝線維化にトランスフォーミンググロースファクターβ(TGF-β)の関与が明かとなり、肝細胞壊死に伴い、Kupffer細胞をはじめとする肝類洞壁細胞においてTGF-βの産生が亢進し、その結果、伊東細胞さらには線維芽細胞等によるコラーゲン、フィブロネクチンなどの細胞外マトリックスの産生増加をきたし、線維化が進行すると考えられている。また一方、TGF-βは、免疫系にも多彩な作用を有し、一般にT細胞、マクロファージ、NK細胞、さらにB細胞のいずれの細胞系に対しても抑制的に働くことが知られている。そこで、われわれは、肝でのTGF-β産生の亢進が免疫系に影響する可能性を想定し、小動物用微量持続注入ミニポンプを用いて活性型TGF-βを肝臓内に注入し、免疫グロブリン産生におよぼす影響について検討した。実験動物には、6週令、雌性の近交系マウスC3H/HeN、C57BL/6、A/Jを使用した。ヒト血小板由来活性型TGF-β(50ng/0.2ml)あるいは生理食塩水0.2mlを、浸透圧ミニポンプ(Alza社製alzet^R,model 2001)にて、肝内および腹腔内に持続注入し、持続注入開始後7日目のマウス脾細胞のIgM,IgG,IgA分泌細胞をプロテインAプラーク法にて測定し、脾細胞10^6あたりの免疫グロブリン分泌細胞数を比較した。TGF-βを肝内に持続投与したマウスでは、生食肝内投与マウスに比べ、脾細胞のIg産生は亢進し、この現象はC3H/HeN、C57BL/6、A/Jのいずれのマウス種においても認められた。一方、TGF-βを腹腔内に持続投与した場合には、脾細胞のIg産生は、生食投与時と比べて差はなく、Ig産生の亢進は認めなかった。なお、TGF-β肝内注入においても、肝の繊維化は惹起されなかった。従来より、TGF-βは肝再生あるいは肝線維化に関与していることが指摘されているが、TGF-βを肝内に投与して免疫応答の変化を検討した報告はみられない。また一般的にTGF-βは、免疫細胞に抑制的に作用することが知られているが、われわれが浸透圧ミニポンプを用いて活性型TGF-βを肝内に持続注入し、脾細胞の免疫グロブリン産生を検討したところ、脾細胞の免疫グロブリン産生はむしろ亢進するという興味深い結果を得た。以上、活性型TGF-βを直接肝内に注入してα_2-マクログロブリンなどの血中阻害物質の影響を除いた条件では、脾臓の免疫グロブリン産生が亢進することが明らかとなった。この脾臓の免疫グロブリン産生の亢進は、肝実質細胞あるいは非実質細胞に由来する物質により誘導された可能性が考えられ、今後の研究課題としたい。

在肝肝硬化中，肝纤维化进展和肝小叶变化，但观察到血清学高免疫球蛋白血症。 In recent years, the involvement of the transforming growth factor β (TGF-β) in liver fibrosis has been revealed, and with hepatocyte necrosis, TGF-β production has been increased in hepatosinus parietal cells, including Kupffer cells, and as a result, it has been thought that the production of extracellular matrices such as collagen and fibronectin by Ito cells, as well as成纤维细胞和其他细胞，导致纤维化的进展。另一方面，TGF-β对免疫系统具有多种影响，通常已知会在任何细胞系（例如T细胞，巨噬细胞，NK细胞，甚至B细胞）上作用。因此，我们假设肝脏中的TGF-β产生增加可能会影响免疫系统，并使用对小动物的微型注射小动物进行了将活性TGF-β注射到肝脏中的影响，并将活性的TGF-β注入肝脏中并检查对免疫球蛋白产生的影响。实验动物是6周大的雌性近交小鼠C3H/HEN，C57BL/6和A/J。 Active TGF-β (50ng/0.2ml) from human platelet-derived active TGF-β (50ng/0.2ml) or 0.2ml of saline was continuously injected into the liver and intraperitoneally using an osmotic minipump (Alza alzet^R, model 2001), and IgM, IgG, and IgA secretory cells in mouse splenocytes 7 days after the start of使用蛋白质A斑块法测量连续注射，并比较每10^6个脾细胞的免疫球蛋白分泌细胞的数量。与肝内肝脏施用的小鼠相比，在肝细胞中连续施用TGF-β的小鼠增加了脾细胞中脾细胞的产生，并且在所有小鼠物种中都观察到了这种现象：C3H/Hen，C57BL/6和A/J。另一方面，当连续腹膜内施用TGF-β时，与施用原始施用相比，脾细胞Ig的产生没有差异，并且未观察到Ig产生增加。此外，即使在肝内注射TGF-β中也不会诱导肝纤维化。已经指出，TGF-β参与肝脏再生或肝纤维化，但尚未发现通过将TGF-β施用到肝脏中来研究免疫反应的变化。此外，通常已知TGF-β对免疫细胞具有抑制作用，但是当我们使用渗透症微型蛋白酶不断地将活性的TGF-β注入肝脏中时，我们研究了脾细胞的免疫球蛋白的产生，并发现了一个有趣的结果，发现了一种有趣的结果，可以增强脾脏的免疫球蛋白产生。上面已经显示，在直接注射活性TGF-β的条件下，脾脏中的免疫球蛋白产生增强，以排除血液抑制剂（如α_2-巨糖蛋白）的作用。据认为，脾脏中增加的免疫球蛋白产生可能是由肝实质细胞或非核细胞细胞衍生的物质引起的，我们希望将其作为未来的研究主题提出。